『異端の大義』 楡周平 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

ここんとこブログの更新が出来ていませんでしたが、その理由がこの本を

読むための時間が欲しいということからでした。

 作者の楡周平さんを知ったのは『再生巨流』という流通業界を舞台にした

経済小説を読んでから。

 読みやすい文章、しかも内容が親近感を持つ物(『再生巨流』では楽天や、TBS

テレビの買収問題。そして郵政の民営化などが背景になっています)

でしたので、こちらもむさぼるように読みました。

 そして今回出てきたのが経済小説の『異端の大義』

物語は、バブル崩壊後の不況下を背景に、業績不振にあえぐ大手総合家電メーカー

に勤める高見龍平が、リストラや不採算部門の切り捨てという仕事をこなしていくが、

その背景には同族経営による会社のゆがみが問題であり、最後は別の力を借りて、

その会社を建て直していく。というストーリー。

 ベースとなっているのは三洋電機とのことで、この本を読んでいて山崎豊子の

『華麗なる一族』に近い物を感じました。(キムタクが主演していたドラマ)

 上下巻あり、トータルページ数は1021ページ。かなり読み応えのある本でした。

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