『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣4.0』 ケリー・グリーソン | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

 自分にとって初めて買ったビジネス書が『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』だったような
気がします。最初にこれを読んだ時「すぐやる」という当たり前のことにインパクトを受け、しばらく
感動していたことを覚えています。(しかしその買った本はどこかへ行ってしまいましたが・・・)
 それが第4版ということで改めて「4.0」として発売となりました。(ページ数は1.5倍に増量)
初版では紙のファイリングが中心だった内容が、時の流れとともに今回はIT機器の整理法、活用術
なども含まれております。
 
 『30代で差をつける人生戦略ノート』の著者である午堂登紀雄さんは、この本を読んでいる途中で
本を投げ捨て、その本に書かれていることを即実践したそうです。私も今回はこの本を読んで使えると
思ったことは、本を読むのを途中で辞めて即実践しました。
(「すぐやる」これがこの本の根本にある考えです)

 あとこの本は、自分はこういったPEP(能力向上プログラム)が好きなんだぁ。と改めて実感させて
くれ、自分のパーソナルブランドを作りに大変刺激を与えてくれました。

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目次

序章     ビジネスマンは、仕事のやり方を教わっていない

第1章    PEPの要点ダイジェスト

第2章    すぐにやる!

第3章    すぐに整理する

第4章    機械的に行う作業を決める

第5章    すぐに計画する

第6章    すぐにEメールを処理する  -大多数の人にとって最大の難関

第7章    再確認と仕上げ

第8章    すぐに正しくやる

第9章    どこにいようと、すぐにやる!

第10章   歩きまわりマネージング

第11章   ミーティングを効率的に行う

第12章   すぐに整備する
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◆「仕事がうまくいく人々」
  モットーは"今すぐにやる"
  仕事をするうえで守るべき最も重要なルールは、いったん手にしてしまったら、もしくは、いったん
  目に留めてしまったら、その業務に対する取り組みを始めなければならない。

  そのためには以下が必要
   (1)整理
   (2)バッチ処理
     →同じような作業をひとまとめにして処理すること
       バッチ化が可能な業務を特定したら、1日のどの時点でバッチ処理をするかを、簡潔な形で
       スケジュールに組み込む
   (3)プランニング
     ・目的と目標をはっきり表明する
     ・目的と目標の達成に至る全ステップを、数種類の小単位の業務に分解する
     ・業務を管理する-継続的に見直しを行い、優先順位を組み替え、フォローアップと最終仕上げ
                 をする
     ・目的と目標の達成に失敗した計画を修正し、成功するまで試行を繰り返す。
   (4)向上(カイゼン)


◆仕事の「先のばし」ぐせを退治する9つの鉄則
  物事を最後までやり通せないのは、ただそれをやっていないから、という例があまりにも多すぎる。
  すぐに手をつければ、その流れを断つことが出来る。

 (1)書類を読むのは1度で済ませる
 (2)重要でない仕事を先に終わらせる
 (3)問題は小さなうちに解決する
 (4)仕事の邪魔になる原因となる業務を、真っ先に処理する
 (5)やり残したことを片付ける
   ①残務の正体をはっきりさせる
   ②最初に片付けるべき残務を優先する
   ③1日ひとつの残務を片付けられるように、時間を組む
   ④残務の原因をはっきりさせる
   ⑤その原因を取り除き、残務が再び発生しないように、またそれ以上残務をため込まない
     ようにする
 (6)過去ではなく、未来を目指して仕事を始める
 (7)「時間がかかるから」を先延ばしの言い訳にしない。
 (8)先延ばしから解放されれば、もっと元気になる
 (9)意思決定をおこなう決断力を培う
    ※決断するという行為そのものが、その決断が正しいかどうかより重要

 

◆作業
  ・記録をつけることで、時間をどう使っているかがわかるだけでなく、職場で誰が失敗しそうか、
   どの職務に援護がかけているか、そして自分がどれだけ他人の時間を無駄にしているか、
   見通す力が付く。

  ・もし自分自身が”1日の仕事の終わり”を設定しなければ、配分された時間内に仕事を
   終わらせる方法を見つけろと、自分をせっついてくれる人は他にいない。
   
  ・ある業務の途中に、ほかのことに手を出さないこと。手を出してしまうと、2番目の仕事が
   3番目の仕事に邪魔され、1番目も2番目も終えられなくなる可能性が大きい


◆効果的なミーティング
  (1)ミーティングの目的をはっきりさせる
  (2)きちんと準備をする
    事前に有益な情報等をイントラネットなどに掲載しておくことで、ミーティングの時間には
    新たな問題解決についての提案や、討議といったことに時間を費やすことが出来る
  (3)ミーティングの本筋をはずさない
  (4)決めるべきことを決める
    各々の決定事項で、「何をするのか」「誰がやるのか」「いつまでに終えるのか」を明確にする
  (5)議事録を配布し、決定事項を忠実に守る
    議事録はミーティング終了後すぐに配布すること。


◆計画
  ・はっきりした映像を得るには、計画を立てること。このイメージを与えてくれない計画は、的を
   外したものであり、本当の計画とは呼べない。

  ・成功者たちに共通する特性の一つは、細部にまでこだわる計画者だということ。自分たちの
   達成したいことを知っていて、時間をかけてゴールに達成する方法を見つけ出し、確実に
   底に到達するまで努力している。

  ・人生で一番重要なことを実行するつもりなら、自分の時間を手際よく管理しなければならない。
   それには、
   (1)自分が何よりも価値を置くものを見定めること
   (2)生きるうえでよりどころにしたい信条を決める
   (3)自分の人生における使命とは何かを突きとめる
   ことが重要である。

  ・仕事の計画に必要な要素
   (1)業務の「優先順位」を決める
   (2)時間の管理
     ①通常業務は、1日のうち、別々の時間帯に予定としてきっちり組み込む
     ②創造的な仕事の予定を立てるときは、自分のバイオリズムを考えに入れる
     ③長期、短期ともに、計画を立てるための時間を別にとっておくこと
     ④自分自身の優先事項のために時間を取っておく
     ⑤自分の時間を外敵から守ること

  ・1日の計画
    (1)週間の予定表を元にして1日の予定表を作る
    (2)1日の終わり、帰宅前など時間を決めて予定表を立てる

  ・1週間の計画
    (1)状況は常に変わり続けるため、あらかじめ1ヶ月分の詳細な計画を立てることは難しい
      かといって1日分だけでは、大事な物事を終えるための準備期間が取れない。
      そのため週ごとの計画を立てるのが、最も効果的である
 (2)週末に時間を取って翌週の計画を練るようにする。そうすれば効率よく時間を配分できる
      だけでなく、新しい視点で自分の置かれた状況を眺めることができる

  ・月間の計画
    (1)白紙を1枚用意して、「行動」・「現在」・「将来」を書き込む
    (2)「行動」の項目には、管理チームのミーティングや、顧客訪問、プロジェクトの仕事、
      予算関係など、時間を費やす各行動をおおまかに分類して書く
    (3)行動のリストに、現在どれだけの時間を割り当てているのかを見積もる
    (4)現在、手を着けていない職務で、取りかかるべきだと思っているものをリストに加える
    (5)将来どのように時間を使いたいかを考え、リストの将来の欄にその数字をパーセントで書く
    (6)翌月の予定表から、まとまった時間を取り、将来の欄のパーセンテージのほうが大きい
      行動用の時間にする


◆Eメール
  (1)受け取るものを制御する
    ・やりとりは、①最初にEメール送信 ②それに対する返信 ③その返信に対する返信
     で終了。それ以上の時は電話で連絡を取るか、短いミーティングを行う
    ・Eメールで送っていた情報をサイトに掲載する

  (2)情報を効率よく管理し、処理する
    ・ソフトの「ヘルプ」や「使い方」などを、じっくり見てみる
    ・Eメールに目を通す時間を決め、
      ①すぐにやる
      ②誰かに任せる
      ③処理する日を指定する
      ④処分する
     のいずれかの対処をする

  (3)Eメールで失敗しないルール
    ①メッセージが、処理する必要とするものか、情報か、参考用か、それ以外のものなのかを、
      一言書いておく
    ②Eメールでは皮肉な言い方をしないようにする
    ③説明には箇条書きを使う。強調したい部分にはアンダーラインを入れる
    ④感情が高ぶっている時には、返信しない
    ⑤長い文章を書く必要があるなら、別にドキュメントを作成して、それをEメールに添付する
    ⑥スペルチェック機能を作動させ、誤字脱字を防ぐ
    ⑦メッセージ内容が悪い知らせなら、送信せず、代わりにミーティングを開くか電話をかける

      
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