人が求めているものを見抜く力 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

会社に、こちらが意図することとを理解せず、自分本位に考えたり実行したりするために、

よく上司の怒られている後輩がいます。


最近の話では、

上司の「3月は久しぶりに予算達成したから、みんなで飲みに行こう!!」

という提案で、彼が幹事役に選ばれました。

そのとき上司は「4月は売上が悪そうだから、達成会の日が遅くなると、

達成会が、4月予算をどうするのか? の検討の場になりかねないから、早くやろう」

とアドバイスしているにも関わらず、

彼が言ったことは、

「みなさんが満足する店を探しますので、時間を下さい」

「・・・・・・・」

達成会はおいしい物を食べたいからではなく、3月の予算を久しぶりに達成させた

ことを祝うための会。しかも「遅くなると祝賀ムードが、陰険なムードになるよ。」

と言っているにもかかわらず、この対応の悪さ。


はっきり言って、人が今何を求めているのか? 必要としているのか?

が全く読めていません。



他にもこんなことがありました。

お客様への感謝の気持ちからランチをご馳走することになりました。

しかしお客様も忙しく、一緒にランチができる時間は12時から1時まで。

その会社のお昼時間だけです。

それにもかかわらず、彼が選んだお店は、お客様の会社の近くのお店

ではなく、自分の会社の近くのお店でした。

結局そのお客様はゆっくり食事を取ることもできず、そそくさと食べて

帰られていきました。


おいしい物をご馳走するということも、確かに必要なことですが、

時間が限られている方に対して、交通時間を余計に多く使わしてしまう

お店を選ぶことがどういうことか? 全く人のことを考えていないが故に

起こった出来事でした。


人は気くばりをしているようで、見逃しているケースもあります。

自分も気を付けているつもりでも、実は人が求めていることと違うことを

しているかも知れません。


後輩の行動は、まさに自分は大丈夫か? 人が求めていることに対して

素直に返せているか? を気付かせてくれた。

という意味では参考になりました。