『1日1枚成功シート』 兼本謙任 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

ホームレスから上場企業の社長になった兼本さんが、ホームレスになる前から続けていた「成功シート」について紹介されています。ただ成功シートを続けていたにもかかわらず、なぜホームレスにまでなってしまったのか? そこがこの本の一番の特徴であり、この本ではなぜ目標を立て実行していたにもかかわらず、ホームレスになってしまったのか? またそうならないためにはどうすれば良いか? ということ。そして会社を上場させるまでに使ってきたバージョンアップした成功シートの実践方法が紹介されています。

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目次

はじめに

PART1   もう一人の自分を味方に付けろ!
        成功を加速させるために知っておくべきこと

        Introduction なぜシートを書くと成功に近づけるのか?

PART2   人生の目標とプランを決める
        本当の夢、なりたい自分が見えてくるコツ

        Introduction 努力するにも方向性が大事だ

PART3   1日1枚成功シートの書き方
        毎朝の15分があなたを変えていく

        Introduction もう一人の自分をコントロールする最も効果的な方法

PART4   人とWin-Winの関係を築く
        自分一人では成功することも幸せになることもできない

        Introduction 僕がホームレスになった本当の理由

PART5   幸せ&幸運が舞い込む小さな習慣
        言葉やお金の使い方が、人生を左右する

        Introduction しぐさや言葉が、あなたを作る

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●自律神経さん

 ・「もう一人の自分」の存在を認識する。
  人は呼吸しろと命令して呼吸をするのではなく、また食べ物を消化したり、免疫機能を働かせて
  いるのは、自律神経が行っている。つまりこれはもう一人で自分であり、「自律神経さん」と呼んでいる

 ・「自律神経さん」は、誰に向かって言葉を発しようと、すべて自分に関する言葉としか判別できない。
  →人を愚痴ったり、怒ったり、嫉妬したりすると、それは自分に降りかかってくる。

 ・夢・目標に向かって生きる僕らにとって重要なのは、中長期目標、短期目標、日々の目標を1枚の
  成功シートに毎日書き続けることによって、いかに自律神経を鍛えるかにある。


●人生の目標とプラン決め

 ・自分で「まだ私は目標を考え中」と認識でいる限り、その状態から抜け出すことはできない。
  なぜなら、「自律神経さん」が「考え中である」ことそのものを目標としてしまうから。
  少し考えたら「目標を考えるために、考えている」自分にストップをかけ、「さぁ、夢・目標を決めるぞ」
  ときっぱりと指示を出すこと。そうすれば、思考回路はたちまち「考える」ことから「決める」ことに
  切り替わる。

 ・目標を見つけるヒント
  ①気になること、気づいたことを毎日書く
  ②「父母のやりたかったこと」を考える

 ・自分のやりたいことがボンヤリとでも思い描ければ、それをリスト化し締め切り日付と順位を書く。
  そしてリストを元に年表を作成。同時に絵や写真などのビジュアルも取り入れ自分の
  「ライフマップ」とする。


●成功シートの書き方

 ・A4サイズのフォームに毎日15分ほどかけて書いていく。

 (1)まず「大目標」=「3~5年先の近未来で達成したい最優先事項」として「何を」「いつまでにするか」
  を記入する。そのとき「目標は過去形で書く」ことが重要
  (「~したい」とか「こうなればいいな」というのは単なる願望。「こうなった」と過去形で断定すると、
   夢・目標が未来にある物ではなく、「今ここにある」という現実を作り出す

 (2)次に「今年の目標」「今月の目標」「今週の目標」と大目標を元に落とし込んでいき、最終的には
   「今日の目標」まで落とし込む。なおこの際「大目標は1つにして、年・月・週の目標は2つ」とする、
   
 (3)それを毎日書いていく。なぜ毎日なのか?
   ①徹底した反復によって、目標が指の動きから脳をはじめとする全身に行き渡り、常に目標を
    意識して行動する頭と体が手に入るから
   ②たとえ自分が毎日同じことを書いているとしても、それを受け取る「もう一人のあなた」は、毎回
    違うメッセージを受け取っている。
     →人の脳はAというキーワードを与えられても、毎回違う答えを思い浮かべる

 (4)「今日の目標」を的確に書き続けるためのツールが「アクションリスト」
   ①大目標やその他の目標を達成するために必要なアクション
   ②「これをやっておかなくては」と思いついたことをアトランダムにメモする

 (5)「今日の目標」には、上位目標やアクションリストを参考にして、目標を記入。
  そして達成するために今日しなくてはならないことを「作業項目」に書き出し、それを元に
  スケジュールを立てる。


●幸せが舞い込む小さな習慣

 ・幸せになるためには、周りにどんなことにでも「幸せだな」と感じれば良いだけ。時間も手間も
  かからない、1秒でできるノウハウ。そしてこの習慣を3年続ければ、意識せずとも勝手に幸せを
  探す「幸せ体質」が身についている。

 ・お風呂場で年の数だけ「7つの言葉」を唱える
  「ありがとう」「うれしい」「楽しい」「幸せ」「愛してる」「大好き」「ついてる」

 ・うまくいったら「またか」と言う、その口癖の積み重ねが人生に好循環を招いてくれる

 ・自分がお金を出すときは、喜んで出さなければいけない。何に使うお金にせよ、使うと決めた以上は
  気持ちよく送り出してやる。そうすると、そのお金がなくなった空きの部分に良い思いが残る。
  その思いが、嫌な思いを乗せて入ってくるお金の"解毒"をしてくれる

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