自己啓発本を読むと、理解し、納得することは出来るのですが、では、それをどうやって実行させるのか?
そういったことに悩んでいる人にはお薦め!!
仕事をする上で必要な5力(①聴く力 ②考える力 ③話す力 ④書く力 ⑤時間力)を、習得するシンプルな
しかけが書かれています。
--------------------------------------------------------------
目次
仕事の「5力」 -プロローグ-
第1力 聴く力
①聴くモードスイッチ
②へそぎぎ
③あいのソナタ(あいソナ)
④忍法おうむ返し
第2力 考える力
⑤なぜならばシート(なぜシー)
⑥3つにまとめる訓練シート(みつまめくん)
⑦メリデメ・シンキングシート(メデシー)
第3力 話す力
⑧セリフ007
⑨にこチラ
⑩具数一(グースーヒー)
⑪結論から言うと、なぜならば
第4力 書く力
⑫これかライティングシート
⑬文書のGood Styleシート(グッシー)
⑭プリントからスタート(プリスタ)
⑮もじ50
⑯主をぬくな
第5力 時間力
⑰じかん上手
⑱できる私は30から
⑲マイアポもテチョ~ル
⑳毎日・ときどき・多分
仕事の「5力」 -エピローグ-
--------------------------------------------------------------
●聴く力
・とにかく聴くというモードにスイッチを入れて(例えば深呼吸をしたり、水を飲んだり)、
「ハーリスの3ない」①聴いているときにしゃべらない、②相手の話を遮らない、③「ちがう」といわない
を守ること。
・話し相手にへそを向けて相手の話を聴く。そしてうなずいたり、メモを書いたりして、視覚的に
「聴いていますよ」と伝える
・「そうなんだ」「なるほど」「たしかに」と言ったあいづちを打ったり、相手のいったことを繰り返すと、
「本当に聴いてもらえたんだぁ」と思ってもらえる
●考える力
・自分が解決したい問題について、「なぜならば」という理由を紙に書くようにする。
そしてそれを意見交換することで、自分の世界を広げることが出来る
・「なぜ○○できないのか? ○○するためには?」ということをすべて書き出し、その中から3つを
選ぶ。そして「なぜその3つを選んだのか?」の理由を書くようにする
・「いま、これをしないといけない」となった場合に、「するメリット」と「するデメリット」の両方を書き出し、
判断するようにする
●話す力
・コミュニケーションには3つの要素(①「話の内容」 ②「話し方」 ③「ボディランゲージ」)があるが、
「話の内容」の重要度としてはたったの7%しかない。つまり、つねに「ジェスチャー」まじりで「イント
ネーション」や「声の大小」も変えて、「話すスピード」や「話の間」の方が重要である。
・人と会ったとき「笑顔で相手の目を見る」ことで好印象を与える
・話は具体的に話をし、数字を入れるようにし、一言で語ると、説得力がアップする
・ビジネスの会話では「結論からいう」ほうが明快でわかりやすいので、圧倒的にメリットは多い。
だから「結論から言うと、なぜならば」を口癖にするのが良い
●書く力
・書く前に、「だれに?」「何を一番伝えたいのか?」を考え、内容を明確に整理整頓する。
・書く内容が固まったら、
タイトル → 目的 → 結論 → 理由 → 追記/付記
の順にひな形通りに書いていく
・文書を書き終えたら必ずプリントアウトして、紙の上でチェックするようにする。
(パソコン画面のなかでは気づかないミスや、チェックしきれない部分がたくさんある)
・よいビジネス文書の基本は「簡潔」。そのためには「短く文章を区切る」とい癖をつける。
一文は50文字以下が良い
・ビジネスの文書の基本は伝わればよしなので、伝わりにくい「主語がない文章」はダメ
●時間力
・次の日の仕事を「書き出して順番を付け」、翌日、順番通り行うことで、時間管理の力が数倍になる
(順番をつけることで、忘れる漏れもなくなるし、納期も守れる)
・スケジュール管理の手帳を30分きざみの手帳にすることで、スキマ時間を有効活用できる。
・まえもって自分ひとりでやる仕事もしっかりと手帳に書き入れておく
以上それぞれに、専用のシートが本には添付されています。
このシートを使うことで、上記のことが簡単にできるようになっていますので、ぜひ買ってみる価値は
あると思います。
- 仕事の「5力」/白潟 敏朗
- ¥1,365
- Amazon.co.jp