『あたなの会社が90日で儲かる!』 神田昌典 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

昔はお客様の事務所に入り、一人一人の営業マンに対してヒアリングさせてもらったり、発注のお話がないか? を聞いて回ることができたのですが、今はセキュリティの関係で事務所に入れないところが増えてきており、営業マンとコンタクトを取る機会が減ってきています。そのため今までの営業スタイルの見直しを検討中。そんなおりマーケティングという言葉にひかれ、神田さんのこの本にたどり着きました。
9年前に書かれた本ですが、今でもまだまだ通じそうなネタがいっぱいで、営業マン必見の本です!!

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目次

なぜあなたはこの本を手に取りましたか
 エモーショナル・マーケティングってなに?

第1章   なぜ悪徳業者が儲かり、正直者は失敗するのか?

第2章   元エリートの告白~エリートは、こうしてあなたを罠にかける

第3章   エモーショナル・マーケティングの魔法

第4章   お客が自動的に生み出されるシステム

第5章   あなたの会社を高収益企業に変える90日

あとがき

本書のノウハウで業績を上げた103社
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●エモーショナル・マーケティングってなに?
 本土の会社は、人間の感情を考えていないで、ビジネスをしている。だから本来得られるべき
 売上や効率が得られないのです。
 感情を刺激して、相手の反応を誘発させる。そうすれば、お客さんからあなたに声がかかる。
 お客さんが、あなたを見つけることができるようになる。すると飛躍的に営業効率がアップする。


●お客様が物を買う心理
 ・お客は「品質がいいんじゃないか」というイメージをもとに商品選択をしているだけ。つまりイメージ
  が重要なのであって、実際の品質は、買った後でないと認知できない。だから商品品質と、お客
  が買うかどうかは関係がない。

 ・売る商品が成熟商品でも以下の場合、状況が変わる場合もある
   ①商品の革新がった場合。新たなライフサイクルが始まるので、再び成長軌道に入ることがある
   ②大衆に影響力を持ったカリスマが、積極的に商品を推奨したとき

 ・お客というのは、購入しようとする商品・サービスの価値が、支払う金額より高いと感じた時に
  購買決定する。そのためお客が感じる価値を高める必要がある。

 ・まず「お客様はどんな商品が欲しいのですか?」と聞く。そして「こんなので、こんなことで困って
  いて、そして価格はこのぐらいで」とお客のほうから話をさせる。
  この方が成約率は高くなるのである。なぜならば、しゃべっているうちに、お客は「その商品が
  欲しい」という感情が生まれてくる。つまり自己説得をしてしまうのである。

 ・クライアントとしては、一度断られると、感情的に、「どうしてもあの先生に相談に乗ってもらいたい」
  とうい気持ちが起こるらしい。
  これを心理学で、「希少性のルール」という。要するに、手に入りにくい物は、逆に欲しくなる。

 ・お客は、チラシをパッと見たコンマ数秒で、じっくり見るか見ないかを決定する。
  しかも、それを感情で判断している。

 ・お客は、欲しいという感情がうまれたときに、初めて商品説明を求める。その順番を逆にしては
  ならない。お客は欲しくないときに商品説明をされると、売り込まれないように堅いバリアを張る
  →商品説明のタイミングが、お客の感情とマッチしていない。

 
●ビジネスの本質
  以下のプロセスを継続的に行うこと
  ①見込客を費用効果的に集める。
  ②その見込客を、成約して、既存客にする
  ③その既存客に繰り返し買ってもらい、固定客にする


●「儲かる広告」と「儲からない広告」
  ・儲からない広告 = イメージ広告
  ・儲かる広告 = レスポンス広告
             例)「無料サンプル」「無料お試し」「無料レポート進呈」

  ※オファーが広告に記載されていれば、何件の問い合わせ・購入があるかは、必ず計測できる。
   つまり広告費をいくら使って、資料請求が何件、それから何人成約というデータが簡単に計測
   できるのである。すなわち、広告費のすべてを直接売上に関連づける、最も効果的な広告手法
   である。


●ビジネスを起こす上での鉄則
  お客がいれば、ビジネスは立ち上がる。金がなくても、商品が無くても、人がいなくても、なんとか
  なる。ところが、この順番を、逆にしてしまうと、全く立ち上がらない。
  多くの会社が失敗するのは、この順番が逆だからである。


●反応のあるダイレクトメール
  (1)売り込み臭がほとんどしないように作くる
  (2)相手にとって得はあっても、リスクが全くない提案をする
  (3)次の行動を起こしてもらうために、必要な情報はすべて与える
 

●お客を導くためのポイント
 (1)広告宣伝では、商品を売ることではなく、興味のある人を集めることを徹底する
 (2)情報ツールで「そのうち客」を集める
   「そのうち客」のメリット
   ①ライバル会社が群がっていない
   ②同時に「いますぐ客」も集まっている可能性が高いので、集客費用が安い
   ③「いますぐ客」に育っていく
 (3)お客に手を挙げてもらい、自分を専門家として位置づける
 (4)お客が成約に至までの階段を用意する。


●マーケティングの第1歩
 「オファーがない広告をやっていたでしょう! それじゃ、このチラシは反応が良かった、このチラシは
 ダメだったと、結局、その場限りでの対応になっちゃってる。つまり、計測してこなかったから、
 ノウハウが蓄積できなかった。計測っていうのが、マーケティングの第1歩なんです。そもそも計測
 できないところで、集客効果あげましょうっていったって無理じゃないですか」

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