『ビジネスは論理力』 北島雅之 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

今年に入ってできるだけ、論理力、フレームワーク力、地頭力と言った論理思考の本を極力読むように努力しており、そんなきっかけから買った1冊がこれ。出版された今年の4月に購入したのですが、なんやかんやで本日ようやく読み始め、1日で読み切りました。

書かれていることは、今までにも出てきたような論理力としては当たり前のことばかりなのですが、図解と例題を盛り込みながらでしたので、非常に読みやすく、今まで読んできたことをいったん整理するということでは、大変役立ちました。


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目次

第1章 論理力はビジネスマンの必須スキル

第2章 論理力がコミュニケーションの質を高める

第3章 「構造化」で思考を”見える”ようにする

第4章 「MECE」は思考スキルの基礎

第5章 演繹法と帰納法は論理を導く推論の基本

第6章 課題を具体化する「ロジックツリー」を使いこなす

第7章 「ピラミッド構造」で説得力を身につける

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・ビジネスで求められる「論理性」とは
①分かりやすく伝える
②誤解の無いように伝える
③限られた時間内におさめる
④相手にとって納得性がある
⑤聞いている人が賛同できる

・「論理的思考」とは
①前提と結論をつなぐ道筋の正しさ
 →前提と欠夫rんの間の関係に矛盾が無く整合的であること
②推論が結論を支える物になっている

・情報の入力について
①コミュニケーションの目的を明確にする
②話の筋、展開を追いかける
③何がポイントなのかに注意する
④事実と意見とを分ける

・「構造化」とは
①目に見ない概念や思考をかみ砕いてシンプルな要素にする
②シンプルな要素を並べたり、重ねたり、つなげたりして配置する
③それによって元々の考えや概念が「家の骨格」のようにわかりやすくなる
④しかも「構造化」された情報は、部分と全体をしっかり把握できるので記憶に残る

・MECEとはテーマを切り分け、そろえるときの「思考のルール」あるいは「ガイドライン」である

・演繹(的思考)法は、よく知られている事実を元に結論を引き出すやり方。言い換えると、一般論から個別のことを結論づける方法。
大前提 一般的な原理や原則(A=B)
小前提 目の前にある事実(C=B)
結論 目の前にある事実を大前提に照らすと「こうなる」という結論(C=A)
の3つに構成させる

・帰納(的思考)法は、複数の個別の時事から一般論を導くやり方。たくさんある事柄から結論を1つに絞っていくようなイメージ。

・ロジックツリーとは、目に見なし思考のプロセスを構造化して見せるための技術の1つであり、限られた時間の中で効率的に問題の原因を掘り起こす、あるいは解決策を具体的かしたいときに役立つ。
そして具体化するテーマによって次の3つに分けられる
①課題を具体化するためのWHATツリー
②原因を究明するためのWHYツリー
③実効策を具体化するためのHOWツリー

・ピラミッド構造とは、底辺にある具体的な事実からボトムアップしていき、最後には頂上の結論(課題のまとめ)=意思決定に至るまでの思考をまとめていくもので、
①自分の考え出した結論を検証する
②交渉相手を効果的に説得する方法ができる
という2つの効果がある。

・ブランドの確率に成功すると売り上げは9倍にもなるとも言われている。逆に、ブランド戦略が混乱すると、売り上げに対する悪影響も大きくなる

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