年末に娘がスケート合宿に参加したが、その初日の夜に男の子がお風呂でおぼれて
死んでしまうという出来事があり、今日はその事故の説明会に参加した。
親の真剣な思いを切実に訴える人もいたが、一番情けないのが
「会社を廃業しろら」という言葉。
今回の事故の一番の問題は、引率の先生が目を離したこと。そのために
子供の溺死を食い止めることができなかった。
しかし事故の原因がすべてその合宿を主催した会社にあったか? というと
そうでもない。先生はお風呂から生徒をあがらせ、その間に風呂場に浮かんでいた
ウンチを取り除くための道具を取りに行っている間に、上がっているはずの子供らが
勝手に先生の言うことを聞かず、お風呂に入ってしまったことも原因である。
これは先生のせいというより、親のしつけの問題でもある。
それを無視して、会社を廃業しろ。というのはいかがなものかと思う。
「駄目だから次にする。」
よく使うことだが、本当にそれでよいのか?
駄目だからといって次々変えて行っては結局何も残らない。
それより今回のことを教訓にして、さらにすばらしい安全な対応を取って行動してもらう
ことの方が、自分にとってもメリットあることであると思われる。
同じような過ちを繰り返す会社に対しては、「廃業しろ」という言葉を使うことはあるが、
36年間で初めて起こしてしまったことに対して、このような言葉を投げかけるのは
あまりにも短絡的であると感じた