骨董水妖◇美術品は美術館で見るよりおうちで使う方がずっと楽しい!◇ -2ページ目

骨董水妖◇美術品は美術館で見るよりおうちで使う方がずっと楽しい!◇

江戸時代の古伊万里、超絶技巧の時代蒔絵の重箱、美術館で見た有名な絵師の絵画など、ハイクラスの古美術品が、とってもリーズナブルに買えるお店です。


Rose hipさんが贈ってくださった
塩蔵昆布。

私は昆布は乾燥したのしか知りませんでした。

「大きい〜!」
一枚が手ぬぐいくらいの大きさです。


手ぬぐい感を出して見ました。

下茹でしてあって、すぐに火が通るそうです。
緑が鮮やか♡


切って、
閑日堂さんからいただいた天然出汁粉で炊きました。

「めっちゃ、美味しい〜♡」


(台風の影響で波の高い日本海)


(海岸に降りられるサービスエリアで一服中)

早起きで、
富山まで日帰りで仕入れに行って帰ってきた
疲れた身体に、
昆布のミネラルが染み渡って
疲れが溶けていくようです。

ありがとうございます。


この日は、
不必要に早く目が覚めて、
どうしても眠れず寝るのを諦めて、
前からやりたかった


洗濯機の分解掃除を断行してから
富山へ出発!

いつもより疲れていたんです。


昆布の美しいグリーンに癒され
食物繊維たっぷりで、
夜中に食べる罪悪感もなく
美味しくて
優しいプレゼントで元気回復です♡

ありがとうございます。


骨董水妖
白井澄子
京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4杉山ビル3F
phone/075-541-5128
京阪電車三条駅2番(縄手通り北側)出口 徒歩1分 

10月の営業予定→http://suiyo.jp/news/10-3/







本紙 29,5 ×62,3
軸装 116 ×64,3
紙本

江月宗玩(こうげつそうがん)
天正2(1574)~寛永20(1643)

江月さんは
安土桃山時代、
南蛮貿易で巨万の富を得た堺の豪商、
当時日本一の金持ちといわれた
天王寺屋の次男として誕生し、
春屋宗園のもとで学びました。

当時お金持ちは、
跡取りでない子息をお寺に入れ
教養を身に付けるのが流行ったのだそうです。

春屋宗園は大徳寺龍光院(りょうこういん)の開祖。

すぐに法嗣(ほっす/教えの跡継ぎ)である
江月宗玩に代を譲ったため、
江月さんは、龍光院の実質的な開祖です。

龍光院は開山以来
400年以上も
一般には公開されていませんでしたが
今年2019年春に、
MIHO MUSEUMで開催された
「大徳寺 龍光院/ 国宝窯変天目と破草鞋」
によって
初めてその至宝が公開されました。

14万人が来館なさり、
MIHOさんのレコードだそうです。

天王寺屋が、その財力と貿易商として得た
唐物(からもの)=極上の宝物の一部が
跡取りを病で失った天王寺屋から
龍光院に寄進されたのだそうです。

堺の町は戦で灰燼に帰し
天王寺屋はなくなります。

龍光院に寄進されなければ
国宝の天目茶碗も
やはり国宝の密庵咸傑(みったんかんけつ)の墨蹟も
この世に残ることはなかったんです。

江月さんは
もともとは大金持ちのプリンス、
学問、禅の才能に優れ
人としても優れた方で
当時の文化《寛永文化》の中心人物だったんです。

昭花堂昭乗・小堀遠州・狩野探幽さんなんかと
とても親しかった。
遠州さんのお茶会に
松花堂さんと出かけています。

江月さんが、

紫衣事件で、

奥羽に流罪になった

沢庵さんと玉室さんの赦免活動にために江戸にいる間に、

幕府の重臣・稲葉正勝は江月さんに帰依し、

大徳寺の法堂(はっとう)再建の費用を寄進。

黄金三千両!


それほど、立派な精神を持ち、
魅力的な方だったのだろうと
想像に難くありません。

頂相(ちんぞう/僧侶の肖像画)を拝見すると
龍光院の当代
小堀月浦和尚様に似てらっしゃいます。


この作品は
江月宗玩が
大徳寺を開創した、大燈國師(宗峰妙超)の
「三轉語」に自らの公案を加えた偈頌(げじゅ)。

公案は
「これがわかれば悟りを得たってこと」
禅僧が自らで考え、
自分なりの答えを見つける
師からの試験みたいなものだそうです。

右肩上がりの鋭い筆致。
無駄やアピールのない
潔い字姿です。

こんな、
美術館に入るべき素晴らしい作品が手に入るなんて
夢のようです♪



大燈國師 三轉語
朝結眉夕交肩
我何以生
露柱尽日往来
我因甚不動
若透得ヶ両轉
語一生参学事
了畢

一俗漢入野室
参後這公案
之次覚堂之
嗟々参学事
了畢矣
十二世孫江月宗玩

◻︎

真筆ですが
猛烈に汚れているために
格安で提供させていただけます。

幸運にも
本紙は薄い滲みと一ヶ所にカビがあるだけです。


(本紙に左右から滲み)

(この黒い部分はカビです)

非常に高価な金襴が使われていますが
カビや傷みなど
コンディションはかなり悪いです。

(軸装の裂(きれ)滲み画像)


(軸装の下部分はかなりカビが出ています)

両サイドが濡れたまま保管されていたものと思われます。

(金襴)


上下の一文字には、
波兎の金襴が使われています。

軸先無
後箱にもカビ有り

価格はお問い合わせください。

ご希望がございましたら
腕の良い表具師をご紹介させていただきます。

お問い合わせはこちらからでも♪→http://suiyo.jp/contact/

骨董水妖
白井澄子
京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4杉山ビル3F

phone/075-541-5128
京阪電車三条駅2番(縄手通り北側)出口 徒歩1分 

《ご協力・ご支援をありがとうございました》


閑日堂のオーナー中森さんより、


【東日本大震災遺児育英資金チャリティーオークション】の報告が届きました。



今年は、

¥571,418を桃柿育英会に寄付できたとのことです。



たった4日間、

地方のお店でこのように多額の寄付金が調達できましたのは、

ご協力下さいました皆様のお陰です。

心よりお礼申し上げます。


大多和さん♪新井さん♪

ありがとうございました。


中森さんのお人柄ゆえの

ご交友素晴らしいですね。


スタッフの皆様、お疲れ様でした。


来年3月には、

最後のチャリティーオークションが行われます。

早速ですが、どうぞご協力をお願い申し上げます。

ご出品は随時受付ています。


桃柿育英会→ http://momokaki.org


閑日堂

三重県名張市桔梗が丘3-4-41-96

phone/0595-65-1361 

11:00〜17:00・水木定休日

hp→http://kanjitudou.com

又は

骨董水妖

白井澄子

京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4杉山ビル3F

phone/075-541-5128

京阪電車三条駅2番(縄手通り北側)出口 徒歩1分 

までお気軽にお問い合わせくださいね。