「なぁ、こんな立ち回りでホンマにええんかなぁ?」
閉店後のファミレスなどで、決まって仲間と交わしていたセリフ。
当時、タコスロが登場して技術介入時代の全盛期だった。
目押しに自信があった僕は、100%とはいかないまでも、結構な成功率だった。
アルバイトを辞め、スロプロに専念してからというもの、とにかく効率よく
稼げる機種&立ち回りを模索していた。今のようにハイエナなんてない時代。
自分と同じように、目押しに自信のある若者がシマの大半を占めていた。
もちろん、その中に自分や弟、一緒にプロ活動していた仲間も混ざっていた。
店側もそういった状況を把握しており、等価の店のクランコやタコは殆どが設定1。
日当20~25kという額は、今考えても充分な収支だったと思う。
それでも、僕はそれ以上に稼げる機種を模索していたが、周囲は反対していた。
稼げている現状を打破する必要性がない、と言うのが理由だった。
年内に+100万という目標はほぼ到達していたが、更なる高みを目指す気持ちを
常に持っておかないと、いつか痛い目に会うな…そう感じ始めた21歳の秋の話。