『冥界』の蝋燭( No. 1,465 ) | 未来の私へ残すブログ

未来の私へ残すブログ

気になった事や気になった物… 自分の言葉で思ったままに 書いています


( 写真はnetより拝借しました 🙇




若い頃

ふと こんな事を考えてた時期がある



『冥界』には

今 生きてる人間の数だけ“蝋燭”があって

その1本1本は 長かったり太かったり

様々なもの…………

常に 緩やかな風が吹いているが

時折の突風でその中の何本かは消えてしまう

まだまだ充分に光を灯せるのにも関わらず

突然の“事故”だったり“災害”だったり

“病気”だったり“自殺”だったり

途中で その役目を果たさなくなる





先日

嵐の大野さんが主演の

死神くんというドラマの中で

まさしく 私が想像してたような場面が

あった

大野さん演じる“死神”は

人間に“死期”を伝え 

この世にいられる残り時間を教え

最期に後悔しないように導く

少し人間に肩入れしすぎて

冥界の使いである“鴉”に罵倒されるのだが



ある事で “死神”は自らの命をかけ

人間を助けようとするのだけれど

それは『冥界』では違反行為とされ

彼の蝋燭が 吹き消され 

彼も 消えてなくなってしまう………


……というお話

もちろん 最後はハッピーエンド💖になるが

自分としては

私の“蝋燭”は 

どれくらいの長さで太さで

あと どれくらい残っているのだろう

風が吹いても踏ん張れるだろうか

なんて事を考えてたりした




この年になって

あまり考えなくなってきたけれど

死神くんを見て

また 「どうなんだろ?」と

思ったりしている



できる事なら

事故や事件や災害に遭遇せずに

長くても短くても寿命を全うして

“蝋燭”を最後まで燃え尽くしたいなと

ドラマを思い返すたびに

考えている