帰る「 場所 」( No.433 ) | 未来の私へ残すブログ

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気になった事や気になった物… 自分の言葉で思ったままに 書いています

今朝 早く『 配偶者 』が 東北の港町へ 出かけて行った

義母の 1周忌を執り行うために …

義姉が どうしても 義母の親戚たちには会いたくない…と言うので

私も 今回は 義姉に従って 行くのをやめた

義兄も『配偶者』も 義姉の顔をたててやってくれとの事だったし …

思えば もう『配偶者』にも 「 帰る場所」は ないのだ

私も もう 育った家は あとかたもない …

帰る事の出来る場所は なくなってしまったんだ

もしかしたら みんな 最後は そうなってしまうのかもしれない

私が やっと その事実に気がついただけなのかもしれない

父親が どんなに不便でも 「 実家 」にこだわったのは

やはり 一番ホッとする場所だったのだろうかって思ったりする

そういう意味では 父親は 幸せだった …

父親は 「 帰る 」事が できたのだから …

義母は 住み慣れた土地から 知らない所へ来て

知っている顔もなく 心細かったはずだ

「 実家 」を取り壊すと決まった時に

母親には あまり今までと環境を変えないようにしたくて

今の住まいを決めたんだったっけ

いつでも 「知っている」人に会えて

「知っている」場所に 行くことができる …

せめて それくらいは守ってあげたいと思っていたから …

義母に  四六時中 そばにいてあげられないのなら

近くに呼ばなければ 良かったのに … と 「 嫁 」の立場からは思う

義姉の 義母に対する「 仕打ち 」は いただけなかったけれど

勝手な『 兄弟 』の考えにも 問題があったんだし …

でも … もう 過ぎ去ってしまった事

私だって 義母に きちんと対応出来ていた訳ではない

時々 「 申し訳なかったな…」と思うこともある

だけど あの時は それで「 精一杯 」だったと思う

さっき Google map で 義母の住んでいた場所を探した

そこから どれくらいの距離を 移動して来たのだろう

もう その場所には 義母はいない

きっと その場所に いたかったんだろうにな…って

今日は 少し 義母が かわいそうに思えた