今朝 早く『 配偶者 』が 東北の港町へ 出かけて行った
義母の 1周忌を執り行うために …
義姉が どうしても 義母の親戚たちには会いたくない…と言うので
私も 今回は 義姉に従って 行くのをやめた
義兄も『配偶者』も 義姉の顔をたててやってくれとの事だったし …
思えば もう『配偶者』にも 「 帰る場所」は ないのだ
私も もう 育った家は あとかたもない …
帰る事の出来る場所は なくなってしまったんだ
もしかしたら みんな 最後は そうなってしまうのかもしれない
私が やっと その事実に気がついただけなのかもしれない
父親が どんなに不便でも 「 実家 」にこだわったのは
やはり 一番ホッとする場所だったのだろうかって思ったりする
そういう意味では 父親は 幸せだった …
父親は 「 帰る 」事が できたのだから …
義母は 住み慣れた土地から 知らない所へ来て
知っている顔もなく 心細かったはずだ
「 実家 」を取り壊すと決まった時に
母親には あまり今までと環境を変えないようにしたくて
今の住まいを決めたんだったっけ
いつでも 「知っている」人に会えて
「知っている」場所に 行くことができる …
せめて それくらいは守ってあげたいと思っていたから …
義母に 四六時中 そばにいてあげられないのなら
近くに呼ばなければ 良かったのに … と 「 嫁 」の立場からは思う
義姉の 義母に対する「 仕打ち 」は いただけなかったけれど
勝手な『 兄弟 』の考えにも 問題があったんだし …
でも … もう 過ぎ去ってしまった事
私だって 義母に きちんと対応出来ていた訳ではない
時々 「 申し訳なかったな…」と思うこともある
だけど あの時は それで「 精一杯 」だったと思う
さっき Google map で 義母の住んでいた場所を探した
そこから どれくらいの距離を 移動して来たのだろう
もう その場所には 義母はいない
きっと その場所に いたかったんだろうにな…って
今日は 少し 義母が かわいそうに思えた