今日 母に会いに出かけた
明日は 母の誕生日である
母に 少しだけ奮発して
質のいい「長財布」を プレゼントした
長年 使い続け
ボタンがしまらなくなっていたのを
少し前から 気づいていたから…
包装紙を開いた時の
母の 驚いた そして 嬉しそうな顔を見るのは
ずいぶん 久しぶりだ
今でも 私は
自分を取り巻く諸々の事を
かき分け 上手にかわして行く事だけで
精一杯なのだ…
それだけ 周りでいろいろな事が起こりすぎる
不謹慎だと思うけれど
義母が亡くなって
私は 母だけを 思うことができる様になった
それまでは 母の方が大切だ などと
「配偶者」の前では おくびにも出せなかった
これからは 堂々と
母に 手をかけられるのだ
母にも こうして 楽しい思いを
させてあげられるのは
何度あるのだろう…
母と別れる時
「じゃぁね～」と 背中を向けた私
母は私の名前を もう一度 呼び
手を振って 「ありがとね～(^^)」..... と
よほど 嬉しかったのだろう
帰る道すがら
言い訳をしては 母に会いに行かないことも
何度もあったことを 思い出した
正直 面倒だと思う事だって
山ほどある!!
けれど ｢今｣しかないのだ…とも思うのだ
少なくとも 今日の 嬉しそうな笑顔を
守りたいな…と
今は… 感じている
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