そういえば程度で思い出した、自称Tの弟がことりの誕生日前々々日の夜に会いに来た話をしようと思います()


 ことり的にそのひとは、昔のTそっくり……気を許してはいけない気がするけれど、悪いひとではなさそうな魅力があるひとです。

 だから向こうがTの弟だと言ってきたとき普通に納得したんでしょうね。


 しかしTはこのひとをとっても嫌っておりますw

話題にも出したがらないしことりがこうやって回想するのも嫌がります。

 「分かってると思うけど、そもそもあいつとは血も繋がってないからね」とは言ってましたがちょっと似てるよ君たち……異母兄弟、も違いますよね? 分からん。


 と、事前情報はこれくらいで。

 ここから本編です〜。











 617日の夜。

 Tは外に出てて、Mは自分の世界に行ってて、Kはすぐ近くで寝てました。Lはとっくのとうに寝てます。

 ことりは全然眠れなくてKの隣で寝るか、MTが帰ってくるのを待つか……と考えていました。


 そう、こういう誰も交流の邪魔ができないときにあいつは現れるのです。そういうタイミングを見計らって来てるのかも。


 ふと視線を向けるとそこに自称Tの弟がいました。


「やあ」


「おう久しぶり。帰れ」


 Tと同じ茶、Tとは違う少し癖っ毛の髪。

 Tのように全身黒い服を纏っていますが、デザインは牧師っぽい。

 見た目年齢はことりより絶対上。つまり歳はTこいつ→ことりの順で高いのでしょう。

 長い前髪で目は見えませんが、唇は弧を描いているのが見えます。


 彼はことりの言葉を無視して周囲をキョロキョロ。そして口を開きました。


「……兄さんは?」


……我らが兄様はお出かけになられてるよ。翌朝……いや、待ってれば遅くに帰ってくるかもだけど」


「そう。……これからはこういうときに、ちょくちょく君の顔を見に来るようにしようかな」


2度と来んな。あとこっちはいつだってKを叩き起こせるんだからな。変なマネすんじゃねえぞ」


「しないってw 目的はおしゃべりで、ちょっかいは二の次って感じだから」


「ほんとかね〜……」


「……あ、お誕生日おめでとうございます(ペコッ)」


「あーありがとうございます(ペコッ)……まだ当日じゃねえけどな」


 その後もしばらく話して牽制してを繰り返し、


「じゃあ、またね」


「さいなら」


 と彼はどこかに去っていきました。




 その後少しして帰ってきたTに「自称Tの弟がまた来たよ〜」と言ったら


はあ!? あいつ……っ、ことり、何か変なことされてない???」


 と異常なくらい心配されました。


「何にも〜、触られてもないし。ちょっと話しただけだよ」


「ほんとはあいつと同じ空気に触れさせたくもないんだけど……あ〜失敗した……ごめんね、これからは絶対1人にさせないからね?」


「だから大丈夫だって……」


 Tがみんなに指示を出し、しばらくことりは絶対MTKの誰か2人と行動するように、とまで言われました。








 あいつとの会話、マ〜ジで初期のTとの会話みたいだなw

 そしてあいつはいつも、Kだけ干渉しようと思えば干渉できる、MLTはどうやっても干渉できない、という状況下で現れる。


 前に現れたのはことりの夢の中。ことりと話してたのですが、夢干渉できるKによってことりは別の夢に飛ばされました。


 そのとき、起きたあとTに「Tって兄弟いるの?」と聞いたら「ん? どうしてそんなこと聞くの?」と言われてなんとなく言い出しにくくなったし……質問を質問で返すな。


 なんなんだろう。Tがそこまで強く嫌うのは珍しい……ことり的には、Tという(怪しいけど大丈夫だった)前例があるからあいつもそんなに危ない奴ではないのでは? と思うのですが。








「で、T。結局あいつはなんなの?」


「うん? なんだと思う?」


「えぇ」


「何なら嬉しい?」


……質問を質問で返すなー!」


「www」(逃げる)






 彼の正体が分かる日はまだまだ先……もしかしたら分からないままかもしれません。