【高血圧・不整脈】
ストレスを感じると、副腎から
分泌されるコルチゾールという
ホルモンの量が増えます。
コルチゾールには心拍数を増やしたり、
血圧を上げたりする働きがあるため、
高血圧や不整脈を引き起こすことも。
また、ストレスが解消されず、
高血圧や不整脈が続くと脳卒中や
心筋梗塞のリスクにもなります。
【消化器症状(胃炎、胃・十二指腸潰瘍)】
胃腸は、ストレスの影響を
受けやすい臓器です。
ストレスによって胃酸が過剰に
分泌され、胃酸で胃や十二指腸の粘膜が
傷つくと胃炎や胃・十二指腸潰瘍に。
みぞおちの痛みや不快感、胸やけ、
膨満感、食欲不振、吐き気、嘔吐などの
症状が続く場合や吐血・下血があった
場合は早めに医療機関を受診しましょう。
【うつ病】
過度なストレスや長引くストレスに
よって脳の働きが低下し、日常生活に
支障が出る状態。
悲しく憂うつな気分が続く、無気力、
倦怠感、不眠、過眠、食欲がない
（もしくは食べ過ぎる）などが続く
場合は要注意です。
働き盛り世代だけでなく、子供から
高齢まで男女問わず気をつける
必要があります。
【不安障害・パニック障害】
緊張や不安が日常生活に影響する
ほど過度な場合、不安障害の可能性が
あります。
ストレスによって極度な不安や
心配が続くと、落ち着きがない、
疲れやすい、集中できないといった
症状が引き起こされます。
また、前触れもなく動悸、息苦しさ、
めまいなどの発作が起こり、その発作を
繰り返すことかをパニック障害といい、
「また発作が起こったらどうしよう」
という不安から日常生活に支障が
出ることもあります。
【月経不順・無月経】
女性の場合、ストレスによって
ホルモンバランスが乱れ、それが
卵巣機能に影響すると、月経不順、
無月経を引き起こすことがあります。
ただ、月経不順や無月経の原因は
ストレス以外にもさまざまなものが
あるので、ストレス解消を心がけても
月経周期が乱れている場合は、
他の病気の可能性を調べる意味でも
一度婦人科を受診するのがおすすめです。
【依存症】
お酒、たばこ、ギャンブル、ゲーム、
インターネット、買い物などは
一時的なストレス発散の方法としては
珍しいものではありませんが、
エスカレートすると依存症になる
危険があります。
それがないといられない状態になって
しまうと、乗り越えるのに長い期間が
かかることもあるので、これらに頼れずに
ストレス解消できる方法を見つけることが
大切です。