- 首が痛い
- 40~50歳 男性
- 肩や首を打った(打撲)
- 手や腕にしびれがある
頚椎症性神経根症とは?
頚椎(首の骨)から出る8個の神経が、
頚椎の変形(骨棘形成など)や
椎間板(頚椎同士の間にあるクッションのようなもの)
の後方突出によって圧迫され様々な症状がでる疾患です。
頚椎症性神経根症の原因は?
・加齢によるもの。
特に40~50歳の男性に多いです。
・頚椎の神経はC1~₈まであり、その中でも
C5,6,7,8が原因となり頚椎症となりやすいです。
・さらに、5番目の頚椎と6番目の頚椎の間、
6番目の頚椎と7番目の頚椎の間に多いです。
・肩や首の打撲によるもの。
肩や首をどこかで打ったりすると
その衝撃によって頚椎症を発症することもあります。
頚椎症性神経根症の症状は?
・頚椎根性頚椎症の初期症状は、
首の痛みから始まります。
この痛みを「そのうち治るだろう。」と放っておくと
腕や手にもしびれが出てきます。
・腕や手のしびれは基本的に片方のみで
手のしびれは手の甲側に出ます。
・しびれの他にも感覚異常も出てきます。
感覚異常では、神経の5,6,7,8番の
それぞれの番号が支配している領域の感覚がよく障害されます。
5番なら腕(上腕)の外側、6番なら親指と人差し指、
7番なら中指、8番なら薬指と小指が障害されます。
頚椎症性神経根症の対処法は?
・頚部周囲筋のマッサージ。
(首の回りの筋肉の緊張を取るため。)
・枕の高さの調整。
(首が少し曲がるくらいの高さ。)
・首の牽引。
・首を温める。
(お風呂に入るときに首までしっかりと
浸かってください。)
・早めに治療をすれば治る疾患なので、
早目の病院受診をお勧めします。