12と3の数字にちなんだ音楽散歩 | ヴァイオリン&ヴィオラ教室@大岡山 こつぶ音楽院

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東急大井町線・目黒線の大岡山にあるちいさなヴァイオリン教室のブログです。

こんにちは。こつぶ音楽院です。

早いもので
今年も師走に入りました。

今日は12月3日ですので
12と3の数字にちなんだ名曲を
ご案内します。

ベートーヴェンの作品番号12ー3は
ヴァイオリンソナタ第3番、変ホ長調です。

作品12の1から3は、
それぞれヴァイオリンソナタの
第1番から第3番となっています。

1799年、ベートーヴェンが29歳の頃に
3曲セットで出版されました。

その中で、第3番のソナタは
作曲を師事していた
サリエリに献呈されています。

作品12の3曲のヴァイオリンソナタは、
モーツァルトの
ヴァイオリンソナタと同じように

ピアノパートが主体の
ヴァイオリンソナタですが、

この第3番は
そのピアノパートが
複雑さを増した難曲となっていて、

 

楽曲全体も

ヴァイオリンとの対話の中で
驚くような転調が突然起きるなど、

ベートーヴェンの後の時代の
ピアノソナタや弦楽四重奏、交響曲で
みられるような
作風が垣間見られます。

発表当時はあまりの斬新さに
聴衆から

酷評を受けたそうなのですが、

ベートーヴェンの若き情熱と快活さ、
その後の人生で発揮した
理想へ邁進するエネルギーの片鱗を

感じるような曲です。

 

 

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