ケッヘルとモーツァルト | ヴァイオリン&ヴィオラ教室@大岡山 こつぶ音楽院

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東急大井町線・目黒線の大岡山にあるちいさなヴァイオリン教室のブログです。

こんにちは。こつぶ音楽院です。

昨日から大学入試の
共通試験が始まり、
受験シーズンが本格的に到来しました。

受験生の皆様には、
健康にお気を付けて、
実力を十分に発揮されるようにと
願っています。

さて、昨日1月14日は、
モーツァルトの作品番号で知られる、
ケッヘル(Ludwig Alois Ferdinand Ritter von Köchel, 1800年-1877年、オーストリア)
の誕生日でした。

ケッヘルは1827年、
ウィーン大学で法学士となり、

その後、植物学者、鉱物学者、
音楽学者、作曲家、教育者として

多方面に
才能を発揮しました。

モーツァルトの死後、
モーツァルトの作品が

散逸してしまう
危惧がある状況を知り、

モーツァルトの年代順の
作品目録を作成して、
1862年に

全作品目録を出版しました。

そこで作品に振られた番号が
今も使われるケッヘル番号です。

その作品目録は
その後も研究で新たな事実が解明されると
改定が重ねられ、
今に至っていますが、

多くのモーツァルト作品が
紛失することなく後世に遺り

現代の私たちが、
様々なモーツァルトの作品を
享受できるのは
ケッヘルの研究心の賜物です。

音楽は
教養が育てる文化でも
あります。

芸術の価値に気づき、
それを後世に遺した
ケッヘルの功績は、

私達もまた
未来の文化の担い手であることを
教えてくれているように思います。
 

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