お免状について 再び書いてみました。 | お箏(琴)の教室〜Salon de Koto〜

お箏(琴)の教室〜Salon de Koto〜

お箏の吉田由佳
〜ニッポンの感性のDNAを広めたい〜

これまであまり触れませんでしたが

お箏の世界には
流派や会派によって様々ではありますが
お免状という、習得したレベルによって
頂ける修了証書のようなものがあります。
 
Salon de Kotoでは
とにかく気軽に楽しくお箏に触れてもらいたい!
がモットーですので、
お免状を取得することを
決して強制するものではない、
思っています。
ただ、中には「励みになるから」と、
興味を示される方もいらして
質問を受けましたので、
その概要を書くことにしました。
 
大事なこととして、
お免状は、どこの会派のものなのか、です。
大きな組織であれば
お引越しをされても、その地域、国にも
同じ会派の先生がいらっしゃるため、
取得したお免状は引き続き有効になり、
その次の階級を目指していくことができます。
 
多くの場合、会派が違うと、
最初から取り直し、になります。。
 
私はこのお箏の世界で
生田流の宮城会 という大きな組織に所属しています。
 
宮城社におけるお箏のお免状の段階としては
 
初伝(しょでん)
中伝(ちゅうでん)
奥伝(おくでん)
皆伝(かいでん)
助教師
教師
師範
大師範      と、なっています。
 
(以前、お免状に関して質問があり、

ブログでご案内したことがありましたが、

その後、料金の改定がありましたので、

その部分は削除しました。)

 
教師の場合は ご宗家の元に赴いての
全国的な課題曲演奏試験があります。
 
私は
17歳で助教師
19歳で教師
32歳の時に師範
そして7年前に
大師範のお許しを頂戴しました。
 
それぞれ、
とても嬉しかった記憶があります。
 
そして、助教師になると、
教える事ができます。
その技術が身についているはず、なのです。
 
実際に  教師まで頑張り、
現在、NHK文化センターの講師に
抜擢されて頑張っている
生徒さんもいらっしゃいます!
 
人に伝える事はとても難しく
技術の他に、メンタル面での
修養になりました。
精神面で大きく成長させてくれます。
 
一歩一歩階段を踏みしめて上がって行くような
そんな感覚で、時間がかかりますが
身につくものはとても大きく、
かけがえのないものになります。
 
興味のある方
いつでもご相談下さいね