札幌市にある箏・三味線教室 結生の会です🤗
いつもお読み下さりありがとうございます
今日はお箏の「お調子」についてご紹介します
ピアノなどの場合、シャープやフラットの付かないハ長調の曲を1番最初に習いますね。
そして#が1つ付いてト長調、♭が1つ付いてヘ長調、、、と進んでいきます
そして#や♭がつかなくてもハ長調より悲しげなイ短調など、それぞれ平行調が存在しますね
ところで、
#が増えて行く順番、ご存知ですか?
ファ ド ソ レ ラ ミ シですよ
♭が増えて行く順番は、
シ ミ ラ レ ソ ド ファです
(高校生の時、楽典のテストはいつも100点満点でした)
さて、それではお箏の曲は何調なのでしょうか
そもそも、ドレミの概念も西洋から伝わったものですのでお箏の世界では西洋音楽の「何調」という分類は当てはまりません
そして、お箏は琴柱を稼働させることで
音階を変えて演奏する楽器ですので
その曲で指示されている「お調子」に合わせて調絃します。
基本のお調子は、
平調子(ひらちょうし)
と言います
このお調子でさくらさくらが弾けるんですね
そして曲によって基音が変わるので、それに応じて音階が変わることになります
曲の始めには必ず、基音とお調子の指示が書かれているんですね。
このように
一は壱越(いちこつ)で平調子
と言われた場合、
こちらの表のように各糸を合わせます
壱越=レです
一から六まで合わせたら、あとはそのオクターブで合わせていきます
便利グッズとしてチューナーをご紹介しましたが、
チューナーで合わせても必ず自分の耳でオクターブが合っているかどうか確認します
そして、古典などであれば半音の幅を少し狭くするなど調整します。
どれくらい狭くするかは、、、説明が難しいです。チューナー通りだとちょっと違和感があったりするんですよね
半音については耳の慣れで合わせているのだと思います。
奥が深いですね
ちなみに、その半音の幅については「コロリン」で確認するのですが、、、
コロリン
かわいい名前ですね
コロリンについてはまたお話しますね
ぜひまた見に来てくださいね