「ほっとする時間」と「携帯電話」 | Gayoのブログ

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とにかく気候の変動とともに、久しぶりに体調が崩れた。とかかくと、また心配メールがきてしまうから、補足。大丈夫です。だるさと疲労(?)かな。一晩半徹していらい、一気に崩れてしまった。まいったまいった。

といってもやらないといけない練習があるので、身体を起こしてやるのだけれど、なんというか・・・演奏できているのか、できていないのか・・・よくわからない状態なので、練習目的を変えてみた。久しぶりに、音色の探求をしてみた。


箏っていう楽器は、もともと絃を弾いたときの空気振動、波長、波形がとても素敵な特性をもっています。(お、理系っぽい?)

美しい天上の音色から、激しい音まで。
激しいという音には、雑音(ノイズ)が混ざってくるのだけれど。

わかりやすくいうと、尺八かな?
ブホォォォォォ
っていうよくみなさんが耳にするあの格好いいやつ。あれは、息の音(ノイズ)を混ぜて吹くからあの音になるのです。専門用語だと「ムラ息」という奏法です。




体調が崩れてつらいよ・・・という話ではないので、ご心配なく。寝てれば治るでしょう。このくらいは。




音色の探求していると、これまたはまるんだよね。多分この作業は一生続くのだと思う。普段は、演奏することに気がいっている人が多いし、私もまたそういうときが多い。けれど、音色というのは、ものすごく大事なのです。細かいフレーズを演奏できたから、感動するわけではないの。ひとつ音を出したとき、どれだけの人を惹きつけることができるのか?どれだけ場の空気をCHANGEできるのか?

音楽のすごさは本来そこにあるのだろうと思います。それが機能的になってきて、オーケストラ、しいてはポップス、ジャズ、ロックと流れていったのではないでしょうか。

そして日本の楽器は、本来の楽器のもつ玉手箱のような音色をもっている。どの民族楽器もそうかもしれない。もちろん、クラシカルといわれる世界楽器もそうでしょう。ただ美しい音色だけで感動するわけではないけれど、大事な要素のひとつではあることは間違いないです。


私の演奏をきいていただき、ファンになってくれる方は、だいたい1%くらいかな。ライブにきてくれたり、コンサートにきてくれるのは。この数字が、10%に跳ね上がると、私も1000人ホールでコンサートができるんだなとか。

メジャーといわれる方たちの音楽は、きっとこの数字が50%をこえているのかなとか。

考えをめぐらすだけでも楽しくなりますね。
(話はそれましたが)



音色の探求は、そんなに真剣にやってるわけではないのです。
遊んでいる感じ。そしてこれは、とてもよいリラックスになる。私にとってはね。そこから曲が生まれることもしばしば。さすがに今は、その元気がないけれど。


タイトルの「ほっとする時間」。これはこういう箏で遊んだあとの30分くらいのことかな。ライブ終わったあとのあのアドレナリンテンションとはまったく違う、自分の魂が別次元に飛んでいる感じ。昨年まではこの時間が作れない状況だったから、今は久しぶりに感じている。毎日してるわけではないけれどね。これと似たような疑似体験は、練習を腕が疲れるまで(といっても2時間くらい)やった直後の放心状態かな。それの2倍くらいはいい状態になる。

きっと箏の音色は、精神になんらかの影響を与える波動があるのかなと。もしかしたら、箏の音色は天上から降ってくるものなのかなとか。自分の楽器をもちあげてみた(笑)


せっかくのほっとする時間を、消えるまで箏の横に倒れている自分も・・・なんだかなとは思うけれど。





私の携帯電話は、基本的にならない。もうかけてくる人がいないといううわさもあるけれど、その前に知っている人が少ないらしい。仕事関係の人は知っているけど、普段かけてくる関係ではないしね。


今朝、歯医者にいった。そう、例の「歯磨き」を習っているところ。

朝行く前に、携帯電話がないことに気づいた。最近私の携帯にくるのはほぼ一人だけ。静かな携帯です(笑)
確かに今朝、アラームが鳴ったはず。とめたはず。さて、どこにおいたのだろう。探し物苦手なんです。これはもう・・・お墨付き(誰の?)

探してもみつからないのでそのまま歯医者にいき、今日も楽しく・・・治療(なのか、おしゃべりなのか?)していただき、5分後に電話かけてくださいとお願いしてみた。(STUDIOのそばの歯医者です)

はたしてはたして、電話の音がする。ありえないところからする・・・。なんでこんなところにあるのだ?携帯電話が。たしかに私はそこを探してはいなかった。あっはっは。そことはどこだ!?

前の携帯も同じ感じで壊した場所だ・・・あっはっは。気をつけよう。

電話をくれた歯医者様、どうもありがとうございました。


GAYO