素敵なビデオ通話 恐怖のビデオ通話 | kotou-ramuのブログ

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狭い範囲で暮らす kotou-ramu が 思いついたことを ふわっと 書いています。

お産で里帰りしているママといて、離れている子供たちから息子へ電話が来る。

 

「パパぁ~。何してるの」と長女、未だ言葉がはっきりしない次女も「パ~パ。パ~パ。」とキャッキャキャッキャとはしゃいでいる。

 

「パパぁ~、見えるようにしてぇ」とビデオ通話をねだっている。

 

今時は会議もリモートならば、里帰りもリモートでってこんな、ビデオ通話があるから、距離感がずいぶん近い。

 

こんなに娘たちに存在を求めてもらえるのは幼児期くらいなものだろうに、息子は面倒くさそうに会話をしている。

 

そのうちに「ばばにかわってぇ~」と言われた息子が、こちらにスマホをよこす。

 

元気に笑いながら、二人でスマホの正面を奪い合いながら長女が話しかけてくる。

 

「次女見える?」

 

「赤ちゃんみせるね。」

 

ビデオ通話なので手を振ったり笑ったりひとしきり話をして、スマホを息子に返す。

 

ちょうど、居間を散策していた三代目うさぎを息子がスマホで映し出した。

 

「あ!三代目うさぎだ!」

 

「三代目うさぎ!」と長女が呼びかける。

 

「ちゃぎ~。」と次女も叫ぶ。

 

我が家の三代目うさぎは物覚えがいい。

 

なので、孫たちが来て、ちょっと強めに撫でられたり、大きな声を出しながら追いかけられたりした事をちゃんと記憶している。

 

孫たちの声を聞いた瞬間に耳が立って警戒態勢に入る。

 

向けられたスマートフォンの画面に映る孫たちに近寄ったり離れたりしていたと思ったら、ダッシュでケージに飛び込む。

 

危険を感じたのだろう。

 

私にとっては、滅多に会えない孫たちとライブで話せる素敵なビデオ通話だけど、三代目うさぎにとっては、危険を感じる恐怖のビデオ通話なのだろう。

 

その場に居なかった旦那に翌日、事の次第を話すと、自分のスマホに撮ってある孫のはしゃぐビデオを再生して、穏やかにまどろむ三代目うさぎに見せつけて追い込んでいた。

 

もちろん、危険を感じて、ケージへダッシュする三代目うさぎだった。

 

旦那のやることが子供じみていて、あきれるしか無かった。