絵本を開いて美しい雪の景色にひたりたい*・☪︎·̩͙ | ことりの木ノート vol.2

ことりの木ノート vol.2

日々のくらしのささやかなできごと 人との交流 大好きな手しごと 絵本 やりたいことへの一歩一歩…
色々な糸を紡いでいつか「ことりの木」というぬくもりのある布を織り上げていけたらと思います。
そんな夢への覚え書きノートです。

本屋さんで

表紙に一目惚れして

手にとった絵本です


居間に飾って眺めています


『ゆきのげきじょう』

   荒井良二 作

 小学館


こけしみたいな男の子も

背景の色も雪の結晶も

手描きの素朴な文字までもすてきで


つい目が

離せなくなる(▰˘◡˘▰)



ページをめくるともっと

雪の風景の中に。


「ゆきのげきじょう」の世界に


魅き込まれていきます


どこか昭和なノスタルジック


積もった雪の特別な明るさ


男の子の言葉にならない

憂鬱で

悲しい気持ち


まるで夢の中の出来事のような

別世界感



物語はこんなふうに

帯に紹介されています


とうさんのだいじな本を
やぶいてしまった男の子。
スキーをはいて1人出かけた男の子は
ゆきの中に小さなげきじょうを
見つけました。
ふりつもるゆきを舞台に起きた
しずかな物語。


帯の裏側には

荒井良二さんの言葉

荒井良二さんの実生活から

生まれているんだ…


そして味わい深い

最後の場面のお父さん


お父さんの手

おとうさんのことばに

あたたかく

包みこまれます



こちらの本では


『ぼくの絵本じゃあにぃ』

 荒井良二 

 NHK出版新書



荒井良二さんの常識にしばられない

独特の発想や

創作過程の一端を

知ることができますよ




もう一冊

とっておきの雪の絵本



『ゆき』

  きくち ちき作

 ほるぷ出版


こちらは確か

数年前


きくちちきさんの原画展で


原画の美しさに圧倒されて

購入した絵本です



きくちちきさんの

言葉は

絵は

詩のように


まるでそのまま

そのものが雪のように


降り積もっていく


そしてその雪は


森の木々の間を


森の動物たちを


だんだん

どんどん


埋め尽くしていく



印象的なのは

『ゆきのげきじょう』

『ゆき』

どちらの絵本も


最後のページは

あたたかな部屋の中


窓の外は雪


そんな情景で終わっています


そして

荒井良二さんは山形

きくちちきさんは北海道


どちらも雪国出身の絵本作家さんです