絵本『いっぽ、にほ』と早春のおくるみちゃん | ことりの木ノート vol.2

ことりの木ノート vol.2

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色々な糸を紡いでいつか「ことりの木」というぬくもりのある布を織り上げていけたらと思います。
そんな夢への覚え書きノートです。

前々回の投稿で

春の訪れを知らせてくれる

黄色い絵本をご紹介しましたが


あっっ(๑°ㅁ°๑)‼


もう一冊大好きなゾロトウさんの絵本を忘れていました

『いっぽ、にほ』

  シャーロット・ゾロトウ ぶん

 ロジャー・デュポアザン え

 ほしかわ なつよ やく


この絵本も

表紙の鮮やかな黄色が印象的


デュポアザンさんの色使いも

とても美しい


まだ寒い 早春の頃の散歩の絵本


いっぽ、にほ、と

歩くことそのものが楽しい

小さな女の子目線で


普段は見過ごしてしまう

魅力的なものに出会えます


水仙やクロッカス

はためく洗濯物

きらめく小さな白い石・・・


家に戻り

疲れてしまった女の子を抱っこして

お母さんは言います


「なんてたのしいおさんぽだったこと。

それに、なんてたくさんのものをみてきたことでしょう。ありがとうかわいい子。おかあさんに、いろいろなものをおしえてくれました。」


そうそう

幼い子どもとの散歩って


雑草を摘んだり

たんぽぽの種を飛ばしたり

アリを眺めたり

石けりしたり

草むらに転がった石を探したり

(見つからなくて駄々こねたり笑)

わざわざ段差にのぼったり

(降りられなくなったり…)

踏切で電車を5台は見たり

・・・


その度に親も一緒に

かがんだりしゃがんだり

立ち止まったり戻ったり


そんなですからね〜


本当に散歩を楽しもうと思ったら

大人側は


目的地にこだわらない

時間をゆったり多めにとる


つまり

“ねばならないこと”に向かって急かしたりイライラしたりしないこと

・・・ですね♬


…とはいえそれはあくまで大人の都合で

小さな子どもには

今は散歩、今は買い物、今は用事で急いでる…なんてわからないですもんね(  ・᷄-・᷅ )


だからせめて散歩の時は…ですね。


今ならよくわかるんですけどね。

あの頃は私も……苦笑



本来の散歩の楽しさを思い出す

ステキな絵本です


よかったこの時期に思い出せて・・


   ↑ ↑ ↑

改めて記念撮影( *´艸`)



さてこのところ


黄色い布団のおくるみちゃんを作りたくて試行錯誤していました




くるみの殻のベッドに

柔らかなコットンニットの布団で

すやすやねんね


刺繍は
何の花というわけではなくて


イメージしたのは

たんぽぽとか菜の花とか

ミモザとかモッコウバラ・・・


色々試作を楽しんでいます



おひさまのあたたかな光

葉っぱのみずみずしい緑

そして明るい灯がともったような

黄色い花


春遠からじ…ですね