当ブログでは、
マスコミ業界で働く
コティマム&ジェイソン夫婦が、
業界"ナイショ話”と共に
「言葉の使い方」や
知ると面白い「なるほどネタ」を
プロ視点でお届けします
妻・コティマム。
フリーランスライター
元テレビ局芸能記者
業界歴17年
夫・ジェイソン。
現役キー局ディレクター
業界歴20年
ランキング参加しています
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こんにちは
夫のジェイソンです
今回は
ネタの差し替え
について。
きのう、こんなブログを書きました⬇️
予定していた内容を
別の内容に変えること。
報道番組や情報番組では
わりと頻繁に行われます。
国民の命に関わる出来事
社会的に大きな影響を与える出来事
世の中で関心の高い出来事
速報性の高い出来事
(事件、事故、災害、ミサイル、
朗報、訃報など)が発生した場合です。
安倍元首相の銃撃事件のように
大きな事件の場合は、
番組内容を全部変更して
特番編成を組むこともあります。
そもそも大前提は、
番組の決まった枠の中でどう扱うか、
ということなので
差し替えが発生すると
色んな影響が出ます。
たとえば、
予定していた10分のAネタを
差し替えて
新しいBネタを
同じ枠のまま10分やる。
とか
予定していた5分のAネタを
差し替えて
新しいBネタを10分やる。
これにより尺が5分オーバーしたから
8分のCネタを3分に縮小して
5分を捻出。
などなど。
文字で書くと
たいしたことなさそうだけど、
尺を調整するってことは
構成練り直し、原稿書き直し、
編集し直しで手間かかります。
また、新規で10分のVTRを作るのは
なかなか大変。
イチから情報とって、
情報整理して、映像集めて、
原稿化して、編集して、
ナレーションとって。。
やることたくさんです。
気合いを入れ直して
全力投球するので
スゲー疲れます😓
そして、差し替えられてしまった
元のネタは鮮度を失うので
だいたいボツです。
喪失感•••。
放送前日、
原稿書いて編集している途中に
差し替わることもありますし、
放送当日、
VTRも完成して
あとは放送時間まで待つだけの
｢一仕事終えた｣感に浸っているときに
差し替わることもあります。
そうなると、
｢一仕事終えた｣ディレクターも
総出で駆り出されます。
嗚呼、地獄。
なんにせよ、
放送が無事に終わるまでは
差し替えの恐怖と闘う
心臓に悪い職業です。
妻・コティマムの
ワーママ日常ブログはこちらから↓
「2児ワーママのカオスな日常
～アラフォーライター狼狽譚＆たまの贅沢～」
