当ブログでは、

マスコミ業界で働く

コティマム&ジェイソン夫婦が、

業界"ナイショ話”と共に

「言葉の使い方」

知ると面白い「なるほどネタ」

プロ視点でお届けしますメール電球

 

 

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妻・コティマム。

フリーランスライター鉛筆

元テレビ局芸能記者カメラ

業界歴17年。

 

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夫・ジェイソン。

現役キー局ディレクターキラキラ

業界歴20年。

 

◎詳しい人物紹介はこちらから◎

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんにちはニヤリ

夫のジェイソンです音譜

 

今回は

 

事件報道の独自映像

について。

 

先日、妻が書いたこちら↓

 

 

 

 

これ?いつ撮ったんだろう•••。

 

確かにぼくも思います。

ただ、そんなこと

業界人以外誰も気にしないですよねw

 

でも、この

いつ撮ったんだろう映像

実はとても大変な作業を経て

撮影しているんです。

 

   世の中、犯罪だらけ

世の中には犯罪が溢れています。

 

スーパーでおにぎり万引き(窃盗)

酔っぱらって相手を殴った(傷害)

器物損壊、ストーカー、

盗撮、公然わいせつetc•••。

 

これら犯罪

毎日どこかで必ず起こっています。

 

ただし、

全ての事件が報道されるワケではないので

みなさんがネットや新聞、ニュースなどで

知る事件はごくわずかです。

 

(※犯罪には必ず被害者がいて辛い思いを

されているので重軽つけたくありませんが、

上記のものは軽犯罪と区別されています。)

 

 

なかでも、凶悪犯罪とされる

強盗、詐欺、放火、殺人、

傷害致死、性犯罪などは、

 

重大性、社会的影響などの

観点から各社取り上げることになります。

 

 

  重大事件→ガン首探し

 

報道番組では、

実名、実像報道が

大原則です。

 

実名と無加工の映像により、

報道内容の客観性、正確性、具体性

確保され、被害の拡大を防ぐ

ことにもつながります。

 

なので、

被疑者の映像、

もしくは顔写真を集めます。

 

 

どこで、

被疑者の顔を撮るのか。

 

 

例えば、

逮捕後、検察庁へ身柄が送られる

「送検」のとき。

警察署から出てきて車両に乗り込む

ほんの一瞬、撮ることができます。

 

それ以外だと•••

 

 

■「ガン首」を探す

「ガン首」とは、

被疑者、被害者らの顔写真や動画のこと。

 

最近は、

必ず本人のSNSをチェックします。

 

他には同級生を探して

卒業アルバムを借りることも。

 

あとは、行きつけの飲み屋などで

親しい間柄の方に最近の写真を

借りることもあります。

 

  逮捕前の被疑者

 

これが、とてもとても

ハードルが高い

 

たまに「独自」

テロップを打っている

ニュースを見ます。

 

あれは、

関係者からタレコミがあった、

もしくは警察から情報を集めたなど

他社には知られていない

独自の大きいニュースを先出し

バーーンと放送するときなどに

「独自」と打つことがあります。

 

 

競争社会でもある

マスコミは他社とは違う目線や取材を

することに価値を持っている部分があります。

 

(視聴者からしたらあんま関係ないと思いますが)

 

 

じゃ、独自映像は

どうやって撮影するのか。

 

撮影の前に様々な関係者へ取材をして

被疑者の行動パターンを把握します。

 

 

出勤で家を出たとき

会社に入るとき

昼食で外に出てきたとき

帰宅の際、最寄り駅を出たとき

コンビニでおつまみ買っているとき

など

 

被疑者の映像を抑えます。

 

ぼくもやったことありますが、

ハイエースのフルスモークの

後部座席にカメラを構え、

ひたすらシャッターチャンスを狙います。

 

 

確実に行動パターンを把握していれば

サクッと撮れる時も。

 

確実じゃない場合、

午前6時から午後10時まで

張り込んで撮れない時もあります。

 

その場合、撮れるまで何日も同じ場所で

カメラを構え続けます。

地獄。。

 

もはや、

警察の内偵捜査と同じです。

 

そしてタイミングを見計らって

直撃取材です。

 

⚪⚪の事件について

取材しているのですが、

何か心当たりはないですか?

 

 

ここまで取材するにも

相当な準備

確かな情報がないと

やってはいけません。

 

 

仮に、

人違いだった場合。

取り返しがつきません。

 

 

仮に、

警察に狙われていると

勘づかれ

犯人が逃亡した場合。

捜査妨害になります。

 

 

警察にもしっかり仁義を切って、

どこまでなら取材しても

捜査に問題ないかなど

綿密に計画します。

 

 

これらをクリアして、

確実に裏を取り、

警察が逮捕したとき、

ようやく「独自映像」が世に出るのです。

 

なので、

何かのニュースで

逮捕前の犯人の映像が流れていたら

大変だったろーなー

と、心でねぎらってあげてくださいw

 

 

 

スタースタースタースタースター

 

 

妻・コティマムの

ワーママ日常ブログはこちらから↓

 

「2児ワーママのカオスな日常

~アラフォーライター狼狽譚&たまの贅沢~」