当ブログでは、
マスコミ業界で働く
コティマム&ジェイソン夫婦が、
業界"ナイショ話”と共に
「言葉の使い方」や
知ると面白い「なるほどネタ」を
プロ視点でお届けします
妻・コティマム。
フリーランスライター
元テレビ局芸能記者
業界歴17年。
夫・ジェイソン。
現役キー局ディレクター
業界歴20年。
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こんばんは。
妻のコティマムです
B'zシリーズ(笑)の
続きになります
B'zのシングルCDをデビュー作から
42作全部集めて撮影することになった
コティマムたち。
◎こちらの記事のつづきです
CD保管庫のチェックや、
東京23区中のCDショップに電話して、
なんとかかき集めます
超便利なバイク便！
CDショップに電話して
在庫が確保できた場合、
今度はそれを
テレビ局に
持ってこなければいけません。
近場のCDショップならADが
すぐ取りにいけるので
借りに行きます
でも、遠い店舗の場合、
取りに行く時間がかかる
しかも今回は42作品あるので、
店もエリアもバラバラ
各方面に取りに行かねばならない
そんな時にとっても役に立つのが、
バイク便です
これ、
私は業界に入って
初めて知ったのですが
、
バイクで超スピード宅配を
してくれるサービス
例えば、
・エイベックスから
急いでPVのテープを
受け取りたい場合。
「エイベックスの◎階の
○○さんから荷物を受け取ってほしい」
と依頼すると、
すぐにバイクでエイベックスに行って、
受け取って局まで持ってきてくれます
逆にこちらが今すぐ相手に
荷物を送りたい時も、
通常の宅配サービスでは
どんなに早くても翌朝になるので、
バイク便を頼んで届けていました
30分～1時間、
遅くとも2時間以内には
届けてくれるので、
とってもスピーディー
しかも24時間対応
そしてこれは、
相手がCDショップなど
でも使えるのです
ショップ店員さんに
CDを確保してもらい、
バイク便の担当者に
受け取ってきてもらう。
そうすれば、ADが直接
店に取りに行かなくてすみます。
UberEatsや出前館の
なんでも屋さん版みたいな
CDのレンタル料の部分を
どうしていたのか
記憶があいまいなのですが……
バイク便の料金に上乗せされたのか、
担当者に建て替えてもらって
局で精算したんだったか……
ちょっと覚えていないのですが、
「CDが確保できたら
バイク便を飛ばす」
という流れで、
時間を短縮しながら集めました
もう記憶があいまいなのですが
、
皆で手分けして探して集めたおかげで、
42作品すべて
19時～20頃までには
集まった記憶です
スタッフルームには
「バイク便で～す」の
声とともに
続々とCDが届けられました
また、CD保管庫で他の番組に
借りられていたCDなどもあったので、
それは時間差で貸してもらって、
なんとか集めた記憶です
とっても贅沢バイク便
とはいえ、
これは「テレビ局」という
大きな企業だからできることですよね
バイク便は1回の値段も高いので、
本来はそんな頻繁に
使えるものではありません
でも当時の番組は
バンバン使っていて
、
常に「バイク便で～す」と
バイク便の人が出入りしてました
(今思うと、深夜帰宅のタクシーも
当たり前のように使ってましたし、
取材する際にカメラ7台借りたり
大がかりな美術品発注もしていたので、
とても予算のある
番組だったんだなと思います）
コティマムがテレビ局から
音楽雑誌編集部や
ベンチャーのレコード会社に
転職したとき、
それぞれの会社では
バイク便なんて絶対使用NGでした
むしろ選択肢にはなく、
通常の宅配業者だけ。
（実は転職してすぐに
「バイク便は使わないんですか？」
と聞いて、呆れられたことも
）
ちなみに、ジェイソン曰く
今はバイク便、
全く使わないそうです
そもそもPVなどの映像も
すべてデータ納品できるようになったので、
「テープ」を渡し合う必要もなくなった。
時代ですよね
話が少しそれましたが、
無事に42作品集めて
CDの撮影は完了し、
B'zネタのオンエアができたのでした
とはいえ、
リサーチにしろ物集めにしろ、
局の経費があってこそできたこと。
(個人では難しいですよね）
本当にありがたかったなと思います
次回は、
このCDを集めた後に
「ADが神経をとがらせた話」
を書こうと思います。
B'zシリーズ、あと1回続きます(笑)
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