交換したばかりの新しいタイヤで向かった先は『堂崎の鼻』。
長与町の最北端の、大村湾に突き出た岬です。
どうやら 「次代に残そう長崎百景」に選定されている地らしい。
釣りの名所だそうですが、私達が到着したのが日暮れ前だったからか
他に人影はありませんでした。
目の前は180度見渡せる大海原の大パノラマ!
とっても綺麗な景色なんだけど、曇り空のせいか、ロケーションのせいか、
その光景は「心癒される」というより「心揺さぶられる」という感じ。
この胸のざわつきは、大いなる自然に対する「畏敬の念」なんだろうか。。
そんな事を考えながらボーッとしている母をよそに、子供たちは散策開始!
最初、フナムシが足元をチョロチョロするのを怖がっていた大河。
(どうやら夫が「海のゴ○ブリと説明したらしい)
夫は「大河が怖がってるし、もう帰ろうか?」と言ったけど、私が
「あら、ここって『ぽにょ』の海岸みたいね!ほら歩いてみてごらん。
フナムシはササッと逃げるから、絶対踏むことなんてないんだよ。
『どけどけ~!どけどけ~!』って言いながら歩くと面白いから!」
と言って歩いてみせると、おそるおそる真似するうちに
「どけどけ~!」歩きがすっかり楽しくなってきた様子
すぐに「あっちの方にも行ってみる!」と平気で歩き回るようになりました
子供って自分で判断できるだけの経験を持っていないから
周りの言う事ややる事に影響されやすいよね。
特に大河は繊細で感じやすい一面を持っているから
大人が暗示をかけて可能性を狭めないように気を付けなければ…。
野生児のどかはここでもアグレッシブ!
岩肌のくぼみに手をかけてどんどん登って行きます
「どうして登るのかって?そこに頂上があるから!」
この子はなんか色々と大丈夫そうだ…
野生の百合がちらほら自生していました。
百合の花って結構あちこち咲いてるよね。
可憐な見た目と違って生命力の強い花なんだな~。
どんな環境にも順応して地に根を張り成長していく…。
子供達にもそんな強さを持って生きていってほしいな
堂崎の鼻を出てしばらく車で走っていると、空がいい感じに黄昏てきました。
美しい景色に心が洗われます。
途中に温泉があったので、ここでお風呂を済ませよう!と立ち寄ることに
長崎温泉 喜道庵 。
お風呂の中では写真を撮れませんでしたが、露天風呂は海を見ながらの
抜群のロケーションで、お湯はトロットロ&炭酸泉でアワッアワ!
聞くと、周りに温泉がなくて他にお湯を分けなくていいから
全く薄めずに源泉かけ流し100%で使えるんだそう。
言われてみれば、今まで入ったトロトロ系温泉の3倍は濃いと思えるお湯で
お肌がツルっツルになりました。
いやマジで、一緒に入ったのどかをお湯の中で抱っこしたら
ツルっと滑っていきそうになりましたもん。子供連れで行く方はご注意を!(笑)
お風呂あがりに休憩所で。
空はまた表情を変えてすっかり夕焼けに
この景色を見ながらお湯に浸かるのは最高でした。
こんないい温泉が車で30分くらいの距離にあったなんて
残念なのがお値段がちょっと高いこと(大人1500円、小人700円)
でも、9月30日までの平日は少し割引になるらしいから
帰る前にお地蔵さんにお参り。
大いなる存在に対する畏敬の念と、感謝の心を忘れずに。
豊かな自然を見て、気持ちのいい温泉に浸かって、
心も身体も綺麗に洗われた楽しい一日でした