土曜日、夫が仕事でいなかったので実家近くであるイベントに
参加する予定だったのに、外はあいにくの雨
あきらめて実家でのんびりしていたら、昼過ぎになって
外が少し明るくなってきた…んっ?止んでる!?
ということで、慌てて大河と一緒にイベント会場へ移動しました。
イベントは出島和蘭(オランダ)商館跡で開催された『でじマルシェ』
長崎県産品の食べ物の出店や、色んな体験コーナーもあるらしい。
ここに来るのは初めてだったので、とりあえず周囲を散策。
出島は鎖国時代に日本が唯一外国船を受け入れていた長崎で
ポルトガル人やオランダ人を管理する目的で作られた人工の島です。
現在は周囲が埋め立てられて島の面影はありませんが、
当時の建物が数棟復元されて展示されています。
こちらは商館長が住んでいた『カピタン部屋』。
さすが商館長、デカイお宅です。
和洋折衷?のような独特の外観ですが、中は純和風の造り。
大河は一つ一つの道具に興味深々。
「ここでこーやってお水をくんで、こーやって洗うんでしょ?」
ここは日本側の貿易事務・管理の拠点だった「乙名部屋」(おとなべや)。
「ここでこーやって火をつけて、こーやってお湯をわかすんでしょ?」
って、まだやってるよ…
当時のオランダ商船。
この船が長崎港に碇泊しているのは素敵な光景だっただろうなぁ
他にも当時の様子を窺い知る事が出来る建物や道具が沢山。
後で知ったのですが、台所や食事風景の展示もあったらしい。
バタバタしてたから、めっちゃ興味があるのに見逃した…残念
出島の縮小模型「ミニ出島」。
これだけは私が子供の頃からありました。逆に言うと昔はこれしかなかった。
昔はもっと模型が小さくて見下ろせる場所にあったので、
まるで自分がガリバーになったような気分になったのを思い出します
お天気が怪しくて今にも降ってきそうだったので
散策は早々に切り上げてイベント会場へ。
広場の周辺にぐるりと出店が出ていましたが、あいにくのお天気で
閑散としていました
気分的には全出店を制覇したい位でしたが、実家で母が振舞ってくれた
お昼ご飯でお腹パンパンの私。
こんな事ならお昼抜いとくんだった~
大河も無理だろうと思ったら、予想に反して「食べる!」
で、選んだのは『くじらのハトシ』。
『ハトシ』というのはお肉を食パンで挟んで油で揚げた
長崎の郷土料理ですが、これはくじらの肉を使用した変わり種。
ちょっと味見してみたら、そんなに癖もなくて美味しい
魚のすくい取りやソーセージ作り体験のコーナーもあったのですが
出発が遅かったので既に終了
仕方なく会場を後にしようとすると、出口付近でゆるキャラ発見!
しかし周りに子供達が群がって、叩いたり引っ張ったり…。
しまいには目の穴から中を覗き込んで「人が入ってる~!」と大騒ぎ
その光景をボー然と見ていた大河、後でこっそり私に
「あの中に入ってるの、人間だよ」と囁くので、
「あら、そ~お?牛さんでしょ?」とすっとぼけましたが…。
どんどん子供だましが効かなくなってきちゃうのが寂しいな~
『出島和蘭商館跡』はまだ復元工事中で、最終的には
周りを水で囲って扇形の島を完全に復元する計画らしい。
全部が完成するのは5年後?10年後?はたまた20年後?
その頃には大きく成長した子供達と、今度はちゃんと予習してから
ゆっくり見て回りたいと思います