1on1を導入された社長さんからの相談で、
「面談者の質をどうすれば上げられるか。」
というものでした。

「できれば導入前に、導入後であれば適切なタイミングで
 直属ではない斜めの関係での面談をさせた方が良いと思います。」
それが正解だとは思っていませんが、
面談は「俯瞰して見る」ことが重要な要素の一つでもあるので
それが出来る環境を用意して練習させるのは効果的です。

結局、直属の関係でのコミュニケーションを成立させることは
定着においても育成においても基本となりますが、
元々出来てないところに導入しても上手くいかないケースは多いです。

ただし、仮に斜めの関係であったとしても
・対象者の日常に何が起きているか類推できること
が条件になります。なので可能であれば、同事業(部署)の
違うチームに対して行うことをお勧めしています。

人事やコンサルタントとして自分も面談することがありますが、
事前にやっているのは、現場よりも現場情報を持つこと。
じゃないとただの現状確認にしかならないからです。

面談する限りは、面談後に本人の行動と周囲に変化を起こすことが必要。
それが面談の意味や価値を持たせるためにも重要なことです。

ある意味コンサルティングに近いことを面談者はする必要があり、
それが面談力とも言えるのかなと思っています。