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2011-07-16 20:00:50

『とりぱん (11)』

テーマ:自然と科学

初夏をすぎると、時々こんなニュースに遭遇する。
「イノシシが道路で原付と衝突……」
「熊が出没し……」
まあ、マスコミはだいたいにおいて、イノシシや熊が悪いように報道する。
人間が被害を受けたら、一方的に野生動物側が悪いということになるんだな。

しかし、なぜ、イノシシや熊が人間のいる領域に出没したのであろうか?

本巻は、鳥インフルの流行が野鳥えの餌やりに与えた影響を通して、この問題にコメントしている。
野鳥に餌をあげるのは「不自然」だから、よくないと声をあげる人がいる、しかしそれならば、本来野鳥が餌をとるべき場所は今どうなっているのか?

実は本巻を読む前、ナショナルジオグラフィック誌が最新号で、明治神宮のグランドデザインをとりあげていた。
明治神宮を訪れた事のある人は、その杜の素晴らしさをまのあたりにしていると思うが、なんとあれは百年構想で設計された人工の杜なのだという。
植えられた最初から、荘厳な杜たるべく機能し、かつ、何十年という長いサイクルで、どのように変化していくかまで見越して設計されたものなのだそうだ。
そこではまた、このような考え方が示されている。
自然と人間の関係はどちらが主でどちらが従というものではないのだと。

その考え方と、本巻で示されている想いには、共通のものが感じられる。


とりぱん(11) (ワイドKCモーニング)/とりの なん子
2011年6月23日初版
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2011-03-24 20:59:37

『とりぱん』

テーマ:自然と科学

思えば、このシリーズは最初の方を「途中から」、昔のパソ通仲間に借りて読んだのが最初だった。
内容は4コマなのだから、それでも不便はなかったが、再読してみて、なんでこういうタイトルなのか勃然と納得した。
「とり」にやる「ぱん」の話から始まってたんだな。
だからとりぱん。納得。
メインのネタは野鳥がくる餌台まわりの事だけれども、作者の身の回りにあるあれこれが広くネタとして使われている。
そしてその感性は、詩人に近いように思う。
これは、アタゴオルのシリーズが人気のますむらひろしなどもそうなのだけれど、宮沢賢治の系譜につらなる完成のように感じられる。
岩手という土地柄は、自然が人間の手で馴致しきれるものではなく、かつ、自然と共存しなければ生きていくことができず、そのためには努力も必要だが、「努力しないこと」も必要だ、という感覚を育てるのだろうか?


とりぱん 1 (ワイドKCモーニング)/とりの なん子
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2011-03-08 23:15:12

『NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版2011年3月号』 野生動物 ペットへの道

テーマ:自然と科学


現在、人間によって家畜とされている動物は、いかにして家畜またはペットになったのか?
いろいろな説があるようだし、動物によっても違うと思われるが、これを研究し始めたのは、まず旧ソ連、現在では合衆国でも研究がされているのだそうな。
しかし、ペットとか家畜とかの研究で、なぜ、表紙が狐?
それは、ソ連での研究が、まず、狐を家畜化するというところからスタートしたから、らしい。

表紙にもある狐は、野生のままの狐の姿、つまり原型だと思うけれど、人に馴れる種類の個体を配合していくことで、あたかも犬のように(まあイヌ科だよねえ)、人になつきやすい狐が登場してきたそうだ。
しかも、単に「人に馴れる」というところだけピックアップしたにもかかわらず、同時に発現してきたいくつかの特徴というのが、とっても面白い。
言われてみれば、現在、家畜だのペットだのになっている動物には、同じような特徴を持つものがいるというのが、素人目にもはっきりわかる。
凄く納得がいく。

プロジェクトそのものについては、並行して、人に馴れない種類の個体を配合していく事も進める、というのがなかなか面白い。

研究としては、その成果を、人間そのものにも役立てられるのではないかと記されているが、社会的な生き物なのに、社会に対して不適合な人間が増えている現代には、もしかするととっても実用性の高い研究なのかもねえ。


NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2011年 .../著者不明
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2010-11-26 21:55:30

『とりぱん (10) 』

テーマ:自然と科学


今回の表紙はハシボソガラスなのだそうだ(なんか柔らかくて良いね)。
実際、鴉の登場する話が出てくるわけだが、これほど身近で、かつ、嫌われている鳥も珍しい。
というか、鳥ってあまり嫌われる事がない生物だと思うのに、珍しくも、鴉(そして一部では、鳩)が嫌われているのだ。
理由は、あたりを汚すから。

鴉はごみをあさってちらばす。
鳩は主に、フン害で嫌われる。

(そういえば、本巻には、嫌われる鳩の話もある)。

しかし、観察してみると面白いよねえ。とくに、鴉。
実はこいつら、写真の気配に敏感らしく、他の鳥に比べてはるかに撮影しにくい気がする。野鳥はとれても鴉はとれない。そんな感じ。
とても動きが面白かったりするんだけれども。
普段嫌われ者のそんな鳥が、本巻には登場していて、実は嬉しい限りなのだ。

あ、いや、常連のヒヨちゃんたちの話ももちろん、あるよ。


とりぱん(10) (ワイドKCモーニング)/とりの なん子
2010年11月22日初版
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2010-07-12 21:41:31

『もやしもん (9) 』

テーマ:自然と科学

前半、日本の農について文字数びっしりに語られているため、漫画としてはかなり、重い。
実際、一筋縄ではいかない問題だし、かなりのところ、政治も絡んできてしまうから、すっぱりと気持ちよくは語れないのだろうと思うが、やはり読んでいても楽しくないのは難点だ。
啓蒙するという意味では、良いと思うんだけどね。
(実際、青年向けの漫画は、小説よりもはるかに、「啓蒙する」という性格を強く持っているものが、多数あると思う)。

そして後半はいつものテンションが戻っているものの、醗酵製品が複数からんできているため、いまひとつ焦点が絞りきれない感じ。
まあ、白と黒の蛍くん(違)がこれから出会うようだから、次巻くらいは盛り上がりをみせるのかもしれない。
それにしても、蛍くんはそっくりさんが沖縄にもフランスにもいるって、いったいどういう「美形」なのだろう!(笑)

さて、そういった展開もさることながら、本作は単行本そのものにもいろいろ仕掛けがある、という事がある。
今回は、閉じた状態で下から見ると、「ドラマ化」の文字が見えた。
こういう遊びは凄く面白い。
もちろん、この文字を作るために、全ページ、下部に妖しげな黒インクの破線があるのだよ。
絵本も、全国学校図書館協議会選定図書になったのだそうで……こちらもちょっと見てみたい感じ。


もやしもん(9) (イブニングKC)/石川 雅之
2010年7月6日初版
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2010-07-07 13:18:24

宇宙の図鑑

テーマ:自然と科学

前世紀と違い、カラー印刷が安価になったためか、もはやカラーでない図鑑はない、と言ってもいい。
少なくとも、児童向けの図鑑などは全ページカラーだろうと思う。
もちろん、絵本とは違うのだが、子供の頃というのはこの図鑑を見るのがとても楽しかった。
とくに、宇宙とか星の図鑑は、木星や土星の写真(または絵)もさることながら、星雲の写真に目を惹かれた事を憶えている。

色も形も、名前も面白いからね。
馬の首星雲なんかは最たるものかもしれない。

夏はなんといっても夏休みで、星空のきれいなところへ行く機会もあるわけだから、ぜひとも夜空に目を向けておきたいもの。
童心に返って親子で宇宙の図鑑を見てみるなんていうのはどうだろう?
天文学が発達して、昔とはだいぶ情報が更新されている。
冥王星が惑星から格下げになっちゃった、なんてのは大きなニュースになったけれど、前世紀に比べて、楽しい星雲写真もずいぶん増えているよ。

なんだったら、こんな、大人向け(ほんとに?)の図鑑も出てたりする。
いやいや俺はせっかくだから専門的なやつを選ぶぜ、という場合は、定番の天文年間とか、いいかもな。
いっそ、流星群とかチェックして、空のイベントにあわせた旅行なんかできると楽しいかもしれない。
(夏休みとタイミングがあうか、それが問題だけど)。

それにつけても、都会とか、その近郊の光害はなんとかならないものか。
見上げた時に星が見えないのは、ちょっと寂しい。
そこにあるのがわかっていたとしても。


大人の宇宙図鑑 (ナショナル・ジオグラフィック)/デビッド・ジェファリス
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2010-05-24 20:34:01

『とりぱん (9) 』

テーマ:自然と科学

言うまでもないことだが、本作は決して野鳥だけが主役なのではない。
今回はちょっと猫の出番が多いようだ。
ちっちゃい仔猫が、半年かそこらで、、でっぷりと貫禄のある猫になっていたというくだりは、笑った。
う~ん、ありがち。
かと思えば、ほほえましい犬が天に召される話もある。
人間を越える寿命を持ついきものは、あまりいない。
だから、それは、ペットの飼い主が必ず経験しなくてはならない事なのだろう。
だからって割り切れるものではないのだが、本作のエピソードは、とりぱん的にちょっと救われる感じがする。

ともあれ、やはり、コミカルなエピソードの方が読んでいてリラックスできるのは事実!
あるいは、個人的な体験にてらして共感できるものがあると余計に楽しいよな。
本作の良いところは、野性の生物を観ながら、まったく同じように、人間の日常も観ていることで、そういう、ほほえましい人間観察のエピソードも幾つも含まれている。

そういう個人的共感があったのは、たとえばスズメバチの話。
hする異はわからんけど、学生の頃だったか。
部屋に迷い込んできたスズメバチに3日間ほど居座られた事がある。
ベッドサイドの壁に……。
誘導しようとしてもおそるおそるすぎたのか、スズメバチ退散せず。
結局、田舎出身でハチに慣れている人が来室した時、追い出してもらった(ほっ)。

鋭角的に飛ぶ蝙蝠ね。
UFOと見間違えるかどうかはわからんが、あれは都内にもいるので、その気になればわりと観る事ができる。
たまたま、低空飛行をしているやつを真下から見た事がある。
大きさを別にすると、私には、あれはジャージーデビルに見えた。
UFOじゃなく。
スーパーマンポーズで飛んでるヌードの(あたりまえだ)肉体は、なんかかなり生々しかった。

生きものなんかそんな注意して見てないもん!
という人も、身近な人間はなんとなく鑑札していたりするだろうから、きっと、何かしら、そういう個人的体験にもとづく共感が、本作のどこかにみつかるんじゃないかな。
まあ、たぶん、だが(しっぽゆら~ん)。


とりぱん(9) (ワイドKCモーニング)/とりの なん子
2010年5月21日初版
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2010-05-02 22:17:16

「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2010年5月号 破壊と再生」

テーマ:自然と科学

ナショナル・ジオグラフィック今月号は、火山の特集だった。
アイスランドの火山噴火にぶつけて、タイムリーに組んだのかと思うが、とりあげられているのはセントヘレンズ山と三宅島。
両方の火山をとりまく社会的環境が全く違うので、その火山をとりまく人々がどのように動いているのか、そこが興味深いのだが、記事そのものは、火山噴火のあと、周囲の環境がどのように回復しているかというところを見るのが趣旨。

それにしても、この表紙の噴火写真。
迫力あるね。
もちろん、噴火が怖ろしい事はわかっちゃいるんだが、なぜ、噴火写真とか火山って、胸がわくわくするんだろう。

さて、全くメインとは言えないが、ネコ科の獣好きには大変嬉しい記事がひとつ入っている。
それは、スペインオオヤマネコについて6頁ほど、「ヨーロッパの野性」の中に記事が書かれていること。
むろん、ナショナル・ジオグラフィックであるから、写真もたくさん。
尻尾はちょっと短めだが、独特の頬ヒゲと、カラカルに見るような耳の先端の長い毛など、実に風格のある山猫だ。
ついでながら、情報交差点は日本の山猫がテーマで、ツシマヤマネコの写真が1枚入っているよ。


NATIONAL GEOGRAPHIC ( ナショナルジオグラフィック )日本版 2010年 .../著者不明
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2009-12-15 19:24:25

『とりぱん (8) 』

テーマ:自然と科学

自然破壊は良くない。
うんうん、自然を破壊sるうことは、人間の自殺行為と言える。
しかし、自然とは、不変なものでもない。
実は、人間なんぞがなにかしなくても、ある種が絶滅する事はあるし、新しい種が出てきたり、よそから入ってきたりする事も、あるのだ。
そこまで含めて、自然という事のはずだ。
しかし、人間の行為というのは、どこまでがそこに含められるのか……これが、凄く微妙だし、線引きができなくて、難しい問題なのだと思う。

ともあれ、自然は、不変ではない。

本巻では、常連の生物の、2世が出てきたり、思いもかけないところで絶滅危惧種が発見されたり、これも自然の一部なんだけど大発生されるとすごく困るものがいたりなど、まさしく、自然の、変転する顔が中心に描かれているように思われる。

ともあれ、自然は、一期一会なのだろう。
今年見た花は、来年は出逢えない。
同じ木や、同じ藪に咲いていたとしても、それは微妙に違う色あいや、香りを持っているかもしれない。


とりぱん 8 (ワイドKCモーニング)/とりの なん子
2009年11月20日初版
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2009-08-07 20:20:24

『へんな古代生物 special edition 』

テーマ:自然と科学

「うわぁ~、へん!」
という、咄嗟の感想は、どういう基準にもどつくものだろう?
つきつめれば、それは、「見慣れたものとは違う!」という事にほかならない。
全く知識の範囲外にあるもの、見慣れないものは、「へん」に見えてしまうものなのだ。

ゆえに。
現在、地球上の上にほぼ存在しておらず、
わずかな生き残りがあったとしても普段見る機会も接する機会もないような生物は、
へんに見えるに決まっている。
ぶっちゃけ、直径の子孫が残っていないような、絶滅しちゃった古代の生物は、みーんな、へんなのだ。
ふふ~ん。

さて、古代の生物といっても、どういうわけか恐竜は昔から人気者。
正直私も子供の頃から恐竜が大好きだし、今でも、恐竜図鑑を開いてにやにやしたり、ナショナルジオグラフィックで特集を読んではにんまりしたり、しっぽを機嫌良くゆらしながらディスカバリーチャンネルで恐竜の番組を見たりするわけだ。
いいよねえ、恐竜。
でかくて強そうでものによってはうまそうですらある(え。うまそうとか思うのは、とらだけ!?)

これら恐竜、そして恐竜と近い翼竜だの魚竜だのにはトップを譲るが、古代の生物でいうと、そうだなー、マンモスなんかは二番人気だろうか。
あれは化石だけじゃなく、長らく冷凍だったナマモノまでみつかっているという強みもある。

然し、それ以外にも面白かったりへんだったりする古代生物はそりゃたくさんいる。
(個人的に、古代生物のナンバーワンは、スミロドン、またの名サーベルタイガーだ。とらだも~ん)。

なのに、恐竜があまりにも人気者なせいで、なかなか出番がないというのが実情だ。

よほどの熱意をもって、専門書をひもといたり、専門的に勉強しちゃうぞーっ というような人は、ごくごく少数だが、もちっと興味本位的に、古代の生物っていいよねえ、という人はもうちょっと多い。
その裾野が、さらにもうちょっと広がったようだ。
というか、せっかくこういう本の廉価版が出たのだから、裾野が広がってほしいものだ(笑)。

これ、書いている人は別に博物学者でもなんでもないライターだが、そのぶん、コミカルな話しぶりで、ちょこちょこと下ネタもまじえつつ、楽しく古代生物を紹介している。
ラインナップはなかなかのものだと思う。
前述のマンモスとか、アンモナイトのような有名どころ、アノマロカリスのような、ちょっとマニアックなやつを皮切りに、こ~んなのいたっけ~、と、首をできれば3回くらいひねりたくなるような、思い切りみょ~てけれんなマイナーなやつまで、古生代、中生代、新生代にわけて、78種の生物を並べている。
難しく考えて読む事はない。
テレビでお笑い番組か、お笑いをまじえたトリビア番組でも見るつもりで、風の通り道にでも寝転がり、てきとーに開いて読むといい。
で、もっと興味がわいたら、巻末に載せられている参考文献や参考サイトの方へ進むという手もあることだし……。

まあ、550円払ってコンビニで買えるというのが、一番のウリでありましょう。
スミロドン(サーベルタイガー)も載っているいい本だよ<そこかっ?


へんな古代生物/北園 大園
2009年8月24日初版(廉価版)
※画像とリンク先は2008年版。廉価版は加筆再編集あり。
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