わたしは動物が大好きです。
人間も動物ですが、人間以外の動物が特に好きです。最も好きな動物はネズミです。齧歯となのつく動物たちが大好きです。
動物が大好きなので、上野動物園の年間パスポートを持っています。シャンシャンが生まれてからというもの、人が増えてしまい、少々見辛くなっているのですが。ね。
上野動物園で最も見応えがある動物、といえば、わたしはプレーリードッグをあげます。
名前の通り、北アメリカ大陸のプレーリーに主に生息しています。
ドッグと付いたのは、鳴き声が犬に似ていたからと言われていますが、わたしはあまり犬のような鳴き声だとは思いませんでした。文字にするならば、ピャッといった感じでしょうか。
(草を運ぶプレーリードッグ)
(食事をし、右上では見張り役のプレーリードッグが見張っている)
どちらも上野動物園で撮影しました。
ほら!可愛いでしょう!!?
連れて帰りたいくらい可愛いのです。
プレーリードッグがなぜ、見応えがあるかと言いますと、その可愛さもさることながら、始終動きがあるところが、見ていて飽きないのですね。
動物園に行き、ジッとして全く動かない動物にガッカリしたことはありませんか?
プレーリードッグはですね、いつもちょこまか動き回っているんです。せわしない動きと、ころんとまるいシルエットが非常に愛らしいのですね。本当に可愛いです。
みなさんもおサルさんやゾウさんなど、ザ・動物園の人気者たちも良いですが、プレーリードッグを見てみて下さいね。
動物園に行くと「小さなスペースに入れられて自由がなくてかわいそう」という意見を耳にします。
たしかに、そうですね。日本の都心部にある動物園は狭いスペースで飼育されていることが多いです。
わたしも以前はそういう考えを持っていたのですが、今では違います。
自由にどこかへ行きたいという意思は、とても贅沢なものであるのですから。
野生で生きる動物たちは、自由にどこかへ行きたくて歩いているのではありません。
食事を探すために、水を探すために、生き延びるために歩いているのです。
ゾウが何千キロも移動するのは、お散歩しているわけではなく、水を求めて移動するのです。ネズミが穴から出てくるのは、外の景色を見るためではなく、食料を求めて、穴から出てくるのです。
しかも、地上を歩くことは、外敵から狙われて命を落とす可能性もありますから、歩くことは、まさに生きるか死ぬかです。
多くの野生動物たちが、飢え、人間に密猟され、命を落としてゆくのです。
それを思うと、敵に狙われる心配もなく、ご飯を不自由なく食べることができる環境は、なんて幸せなものであるのでしょうか。と思います。
たぶん、わたしたちは、この環境に慣れすぎてしまっているので、この幸せが、わかりにくくなっているのですね。
それなので、動物園は「小さなスペースに入れられて自由がなくてかわいそう」という方、野生動物たちのことを思えば、そこまで憐れむ必要は、ないんじゃないのかな、と思います。
本当に狭いところにいると、もう少し広くしてあげられないものか、とは思いますけどね。いくらご飯と安全が保障されているとはいっても、もうすこし広いところに住まわせてあげなさいな、と思うこと、わたしもありますから。
以上、お昼の動物園小話でした。