父の日に思う。

理事のあつこです。

父の日でしたね。

私の父は、私が小学校5年生のときにガンで他界しました。

私が通っていた小学校の校長先生でした。

若くして校長になった父は、教え子や同僚たちに

本当に慕われ、人望のある人でした。

尊敬する、自慢の父。

僻地転勤から戻って、家から5分の小学校に転校して

通い出して2年とちょっとでした。

人見知りで、引っ込み思案だった私は、

僻地の小学校の少人数のクラスではなく、

40人近くいるクラスに溶け込むのも苦手。

あまり顔を合わせなくても、

父と一緒のところにいるという安心感だけで

なんとか、小学校も通っていたんですね。

急にその存在が目の前から消えた。

風邪ひとつひいたことのなかった父が、

急にガンに侵され、あっという間でした。

いま、思えば、父は私の守護天使だったのかなあと。

父が他界してから、

私のそれまでの人生が大きく流れが変わったと、

いま振り返って思います。

それも、宿命なんですよね。

とにかく、父が大好きだった私は、

父が車で出かけるときには、必ずと言って

「乗っていっていい？」

と、助手席をキープしたものです。

私がいままでの人生で一番うれしかった情景を思い出すときは必ず、

父のひざの上で、車のハンドルを握らせてもらった時の記憶なんです。

3歳くらいだったと思います。

夏休みには、よく車で旅行に連れていってくれました。

写真も好きだった父は、書斎に暗室を作って、

自ら現像していました。

3歳くらいの私が、とっても楽しそうに

くしゃっと笑っている写真を大きく引き伸ばして

パネルにして部屋に飾っていましたね。

何十年経っても、色あせないのが、思い出です。

私の中で風化せずに、鮮明に楽しかった思い出が残っています。

たった10年しか一緒にいられなかったけど、

本当に父の娘で生まれてしあわせです。

父のように、人のことをまず考えて実践していける人になりたい。

その夢を実現しつつあるのではないかなと思います。

父が私を見守っていてくれてるとずっと感じています。

きっと、今の私を安心してみていてくれているんじゃないかなと

勝手に思っています。

父の日に思う。

あとどれくらい残っているかはわからないけど

ただ淡々と、この人生の最期を迎える時まで。

生きとし生けるものすべてが、

良い心根でしあわせな人生を歩み出しますように。

今日も、させていただけることに

心から感謝して恩返しの一歩一歩を歩んでいきます。

ご縁に感謝いたします。

ご縁のある方たちが、勉強会に参加されるごとに、

醸し出すくすみが取れ、

明るい雰囲気に変化していかれるのが、

本当にうれしい体感となっています。

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受け止められる心になれたことも、何よりもありがたいことです。

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