年末の夜中にテレビでやってて、
何気なく録って見たら、お気に入りになってしまいました
北海道の湖畔にある田舎町・ツキウラでカフェを営む夫婦と、町のひとたち、
そして、そこを訪れるお客さんたちの、こころの交流の物語です。
四季それぞれの凛とした景色と、季節が優しく込められた料理が、とにかく美しい。
私は一応、札幌という北海道でいちばんの都市に住んでいますが、生まれは札幌じゃありませんし、
とても不便な田舎に住んだことはありませんが、北海道の田舎も、自然も、あんな童話みたいに描かれるほど美しくも生易しくもないことは分かっているつもりなので、
この映画は、現実味がなく、きれいな「お話」という印象でしかありませんでした。
でも、だからこそ、
ただただ、映画の世界のきれいさの中に、
素直にこころを預け、洗ってもらえるような安心感がありました。
印象的なシーンはやっぱり、常にパンを分け合っていること。
ひとつのかごからみんなで分け合い、
ひとつのパンをふたりで分け合う。
パンを分け合うことで、
嬉しさも、悲しさも、寂しさも、分け合っているようで。
分け合うほどに、分かり合っているようで。
それだけでこころあたたまり、こころ強くなるような、元気をもらえました。
「カンパニオ」とは、共にパンを分け合う人々。
…仲間、のことだそうです。
ひとはみんな、何かを抱えて生きているということ。
見えない闇があること。
それを、「カンパニオ」たちが分け合ってくれる。
…そのこころを開けば、きっと。
ひとは誰も、ひとりじゃ生きていけないんだってことを、ちゃんと分かってるから、
だからきっと、そんな言葉があって、
こころに響くんだということ。
どこかで私は、こんな暮らしとこころの交流に、とても憧れているから、
だからきっと、こんな繋がりが眩しくて、
こころに響くんだということ。
本当に欲しいものが、ここには詰まってる。
胸が締め付けられるようでした
とても、良い映画でした
『大切なのは、
君が照らされていて、
君が照らしている、
ということなんだよ。』
~月とマーニ
