韓国ディープどころ食べて歩いてツアー その6 ご飯たべましたPart3&資料館でお勉強 | せき@息抜きブログ

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交通・まちあるき・まちづくり的な独り言を、時折ボソっと。
最近は介護ネタも出てくるかも。

さてさて、色々と見て、歩いて、食べていますが、いよいよ最終日となり…

土曜の朝なので少々ゆったりした雰囲気の中、まずは朝食をと宿の近くの食堂へ。

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この屋号、マンスジョンと読むようです(ワタシ未だにハングル読めないです)。韓牛専門と書いてありますが、牛肉料理専門店ではなく普通の食堂の様子。メニューも牛肉系以外のものもあるようです。
さてネットの情報ではソルロンタンが美味しいとのことだったので、私たちもソルロンタンを注文。厨房は割と綺麗で整頓もされていて、韓国としては良好な衛生環境でしょうか。

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韓国では注文を入れると大抵何がしかの「おかず」が付きますが、ここはシンプルに白菜キムチとカッテギ(大根キムチ)のみ。ちょっとカッテギは硬かったのですが、白菜キムチはなかなか美味。などと思っていたらソルロンタン登場!石焼鍋なので煮えたぎった状態で出てきます。ソルロンタンは牛の肉や骨などを煮込んで作ったスープで、出汁はしっかりと出ていますが味付けが全くされていないので、塩やキムチで味を調えます。私は塩をパラパラっと入れ、ズズズっと啜ります。

ん~、うみゃ~~い!見た目の割にはしつこくなく、表現が難しいけど「深あっさり」。お肉もそれなりに入っていて、結構な満足感。

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スープの中には素麺のような麺も入っていて思ったより腹にたまります。エネルギー充填、完了!
ということで、改めて行動開始。バスに乗るべく清渓路へ向かいます。途中、出前のアジュマを見かけましたが、本当にこのスタイルで出前するんですね…

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中部市場を通り抜け、バスに乗り清渓川に沿って進みます。目指すは清渓川文化館。途中、東大門や昔の再開発ビルなどがあり、韓国の歴史を垣間見られる車窓です。

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暫く進むと、川の中に壊れた支柱が現れます。

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これは21世紀初頭まで存在した「清渓高架道路」の名残。この川は昔は暗渠化のうえ道路となり、その上に高架車線が通っていました。ちょうど都心部を貫通する形になることから都市の背骨的な役割を果たしていた道路だったのですが、高架道路が老朽化し崩壊の危険があったため再建が検討されていましたが、当時ソウル市長だった李明博氏(前大統領)が大きな決断をしました。

・清渓道路は廃止(地上・高架とも)
・覆蓋も撤去し河川を再整備

もちろん大反対(道路混雑が激しくなる・商環境が激変する等)がありましたが、道路混雑は公共交通の徹底強化で対応し、商環境変化には移転交渉を根気強く行い、実現してしまいました。バスについては「交通改革」という言葉が使われるほど激変し、今では世界トップクラスの利便性を誇るシステムになっています。
そんな清渓川の歴史と未来をまとめたのが、清渓川文化館です。

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http://www.visitseoul.net/jp/article/article.do?_method=view&m=0004003002016&p=03&art_id=45920&lang=jp


中の展示は清渓川関連だけでなくソウル市街地の歴史なども分かるようになっており、結構見応えがあります。また文化館の前には戦後のバラックが復元展示されており、中に入ることもできます(私たちはちょうど昼休み時間だったので入れませんでしたが)。

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再生された清渓川には降りることもでき、都心部では都市公園として、郊外部では自然公園的に整備されています。なかなか、いい感じの空間。

などと色々楽しんでいたら飛行機の時間ギリギリ!ということで地下鉄駅へ向かい、同行者とはここで別れて私は一旦都心へ出て新世界百貨店本店で土産を買い、空港鉄道に飛び乗ったのでした。ちなみに新世界百貨店本店は、日本統治時代の三越京城店の建物を今でも使っています。近代建築としても見どころがありそうです。

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ということで、ちょっとディープなソウル・近郊を巡った2泊3日でした。これにて、5月の訪韓レポートは、終了。つぎは6月訪韓時のレポートになります(って、いったいどれだけ韓国行くんだかオレw)。

おわり