いつもご訪問ありがとうございます。
今日は少し早めの更新。
午前中は「コーラスグループSUVACO」
10周年記念コンサートに向けての第一回通し稽古
「わー、どうしよう」
「あれ？どこにいった？」
「とりあえず今日はこれで💦」
みたいな、駆け抜けた午前中
ぐったり疲れたアルトメンバーズ
倒れ込むように近くのカフェでランチしました。
ともかく、あと一カ月弱
走り抜けるしかありません！
父の形見とともに
衣装セットを入れて持っていったコロコロ
実は父の形見です。
スケッチ旅行の際に使っていたものを
今回のために使用することにしました。
スケッチ旅行用ですので、ポケットもあり
軽いんです。
これは助かります。
今日は父の月命日
餡子好きの父に「御座候」をお供え
喜んでくれたかな？
今日は一つ厳しかった思い出（命の選択）について
お話しましょう。
「胃ろう」という希望
世間的には「胃ろう」というとあまり
ポジティブな捉え方をされていない傾向にあります。
「延命処置」と書くだけで苦しくなる。
このことは、いままで誰にも話していません。
今日のブログで初めて公開することです。
何度目かの入院時に、私たち家族に提案された
「父の胃ろう」
この先口から食べるのは厳しいかもしれない。
でも、その可能性がないわけではない。
お家で介護されるので、お母さんには負担にもなる。
どうされますか？と。
厳しい選択でした。
ただ、この時父はまだ意思確認できたので、
私たち（私、母、夫）で相談に相談を重ねて
父に尋ねてみました。
父の意思は
「まだ、絵を描きたい」
スケッチ旅行と書きましたが、
父は学校で美術を教えていて
自身も和歌山の海を描くことを
ライフワークとしていました。
個展も何度も開きましたし
海外で展示されたこともあります。
もし「胃ろう」することで、食べられる可能性があり
少しでも筆を持てるのならということで
そちらを選択したのです。
とはいえ、結局描けたのは鉛筆画と
小さな水彩画だけでしたが、お葬式では
その絵をお棺に入れましたよ。
母の負担もかなりのものでした。
その頃から、私たちの介護も重要度を増し
母と大喧嘩したり、それで落ち込んだり
互いに涙で仲直りしたりの連続でした。
何度泣いたか叫んだかわかりません。
父にとっても辛いことが多かったでしょう。
介護に正解不正解はありません。
ただ、選択があるのみです。
その選択が家族を苦しめることも
喜びも、同時にあります。
私の作った卵焼きやスープを
食べることはしてもらえたので
食べることが大好きだった父にも
少しは願いを叶えることができたのかな？
まだまだ足りないことしか思い出せませんが。
画像サイズは小さいのですが、昔父が描いた絵を
和歌山、串本町の海金剛です
生前、父がやりたかったこと
叶えたかった思い、いまでも胸が苦しくなります。
今回のコンサートは11月23日
母の命日の翌日です。
※「命日」は。その人の命がそこに
会ったことを示す日。
私はそれをとても大事にしています※
父の形見と母への思いと
それを背中に力に変えて
精いっぱい努めます。
そういえば、もうすぐ「ゴジラ1.0」でしたっけ？
公開されますね。
父も私もこの手の映画が好きで
よく連れて行ってもらいましたよ。
お父ちゃん、観に行こうか、また手をつないで
そうしたいなあ。
父、母、祖父母が私に遺してくれたのは
命と、命があったことを示す「名前ということだま」
今日はとても個人的なことを記しました。
それがいまの私の原点だからです。
誰にも命の根っこはある
それがあなたを支えている
あなたは一人ではありませんよ
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