今日もご訪問ありがとうございます。
昨年に続き
山本能楽堂へ
8frontier主催による
「第二回能楽に触れる旅」イベントを
楽しんでまいりました。
和文化として言葉を伝えるのが私の仕事。
和文化の現場に触れることも、大切な学びです。
というか、単純に楽しい。
だって、能楽堂ですよ。
伝統芸能の場であり、神の場ですもの。
昨年は「能楽堂の裏」を
見せていただき、あの舞台の
秘密の部分を知る貴重な体験を。
そして今年はまさに「表舞台」
よくドラマなどで「能面のような顔」と
表現されますが、能面は実際は無表情では
ありません。
コロコロ変わるわけではなく、
上を向いたり、顔を傾げたりするだけで
明暗がわかり、その時の心情がくっきり
浮かび上がるのです。
今日はお一人能装束体験もされまして。
二通りのしぐさを
悲しみ
華やぎ(喜び)
驚いたのは装束を身につけるのは
全て能楽師さんで行うこと。
そのための役割の人がいません。
そして身につけるには時間がかかるのに
脱ぐのは一瞬。
これは早気替えが必要だからだそうですよ。
能面も色々見せていただきました。
向かって左が平家側
右は源氏だそうです。
顔の色が違いますね。
平家は文武両道といいますか、
文化に通じていた人が多く
源氏は戦いに明け暮れていたということで
色白ではなく、幾分日焼けしています。
こうして違いがあらわされているのですね。
能楽に触れる旅、今日は謡(うたい)体験も
させていただきました。
結婚式で知られる「高砂」
横書きで節回しがわかりやすいのは、体験用です。
実際は縦書き、もう全然違う。
縦書きは読めません💦
非日常の空間で普段できない体験をする。
これも私たちにとっては日々の彩り。
ここでしかできない体験があります。
すでに第三回目もあったらいいなと
期待してしまいます!
能楽に触れる旅のあとは美味しいお弁当
参加者の方と楽しくお話しながら。
こういうことが楽しめるように
なったんだなと、感慨深いですね。
食後には和菓子も(鶯、季節ですね、かわいい)
今日ご一緒したみなさまと
自分を磨き、心に栄養補給できる体験は
積極的に行っていきたいもの。
あなたも、次に機会があれば
お知らせしますので、
ぜひ参加してみてくださいね。