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1月9日成人式ですが、関西では
「えべっさん」ムードも満載です。
日本神話の中でイザナギとイザナミの
最初の子どもでありながら海に流されて
やがて西宮の漁師によって「福の神」となった
ヒルコ(蛭子)
のちに大黒様と同一視されることになる
蛭子神(ひるこのかみ、えびす)のことは関西では有名。
「えべっさん」祭りが無い地域も
たくさんありますので、今日はそのお話を。
商売繁盛で笹もってこい
賑々しい写真です↑
宝や願い事満載の熊手で福を
かき集めようという飾り物。
「えべっさん」では多くの人が
買い求めます。
〇商売繁盛で笹もってこい
「商売繁盛したければ笹もってこい」
「お礼参りには去年の笹をもってきなさい」
などの意味があります。
正式には「福笹」と呼ばれます。
なぜ笹?それは「まっすぐに高く育ち
少々風が強くても、しなやかにしなることは
あっても折れにくい」竹の性質を活かしています。
この「えべっさん」(えびすさまの
通称とでもいうのでしょうか、親しみをもって
こう呼ばれます。
えびす様を祭る神社で執り行われますが、
関西の2つの神社が特に有名で、
ニュースで見たという方もおられるかもしれません。
西宮神社(兵庫県)
こちらでは前述のように
ヒルコの神を祭っています。
これは「えびす信仰」に基づくもの
◆えびす信仰…海からたどり着いたくじらや
漂着物への信仰、海の向こうから神様がやってくる
いわば海の神様への信仰ですね。
すべてに神が宿るとしてきた日本人の考え方が
ここにも生きているようですね。
そしてもう一か所は
今宮戎(いまみやえびす)神社(大阪市)
こちらは「事代主命(ことしろぬしのみこと)」を
祭る神社です。
事代主命は大国主命の息子
日本神話には「国譲り」の項目があり、
大国主命が出雲を天照大御神さまに譲る
(ひとことでは書ききれないお話ですが)
記述があり、その際息子の事代主命がは父に
代わって承諾を行います。
釣り好きの神様としても知られ
豊漁の神、ひいては商売繁盛の神と
されてきました。
ヒルコの神、事代主命、
二柱の神様ともに「海」がキーワードですね。
昨今のコロナ禍で、屋台が出ない年も
ありました。
しかし西宮神社では有名な一番福を競う
「福男」というイベントが
2023年になって復活!
景気づけとしては喜ばしい
ニュースです。
◆「えべっさん」の日程は
💎1月9日「宵えびす」
💎1月10日「本えびす」
なんとそこで終わらずに
💎1月11日は「残り福」
しつこい?(笑)
ここはひとつ楽しんで
とことん福をいただきましょうの精神で(^_-)-☆
喜ぶところ、楽しむところに「福」は来る
誰にも公平に「福」は来る。
そう信じてのってみるのも良いものですよ。
あなたのとっての「福の神」は?
どんな姿でやってくるでしょうか。
🌈私からのメッセージ
「福」を受け取り、楽しみ、誰かと
分かち合う、そうなればさらに大きな福が
戻ってくるに違いない、笑顔と福は
分かち合って大きく育てていきましょうね!