私の病名は多発性骨髄腫。
血液のがん。
病名を初めて聞かされた時は
ショックとか落ち込むとかは
全くなく
ついに来たかー!って思った。
52歳になるまでの間、色々な
体験をさせて頂き、あとは何が
未体験なのかな?と考えた時に
病気だけはしたことなかったなー
と思っていた。
そんな時に、この病気が発覚した
ので驚かなかった。
つい昨年の12月、自家造血幹細胞
移植のため3週間入院したのだけれ
だ、その時に夢なのか走馬灯なのか
わからない体験をした。
抗がん剤を投与したその直後から、
眠くて眠くて昼寝ばかりしていた
時のこと。
過去の嫌な出来事や思い出したく
ない出来事、忘れていた出来事など
がどんどん出てくる。
私はその度に、ごめんなさい!とか
違うの違うのー!!!とか
叫んで起きては汗びっしょりかいて
物凄く疲れ果ててぐったり。。。
そして、その夢のような走馬灯のような
内容について、納得しスッキリとして
心のモヤモヤが解ける。
そんなことを、退院の数日前まで
繰り返されていた。
その夢だか走馬灯の中で出てきた言葉
が多々あり、一番の重要ポイントと
なった言葉は
『お前のグチャグチャな人生を背負える
のはあの男しかいない』
と、いう言葉だった。
あの男とは、離婚した元旦那さんのこと。
我が家の子供たちは、家族愛が大きい
4人の姉弟たち。
そのおかげもあって、元旦那さんとの
関わりはたくさんあって、離婚家庭で
は珍しい関係だった。
友達のような親戚のような。
お互いのことは干渉せず、悩み事も
普通に相談できる関係だった。
私の病気が発覚して、本当に色々と
申し訳ないほど助けて頂いた。
最初の入院のときに、元旦那さんから
復縁した方が今後のためには良いのでは?
とご提案があり。
でも、実際はどうなんだろうと。
この関係は、程よい距離感があるから
うまくいっていると思っていたので
復縁と考えたとき、ためらいがあった。
でも、今回の夢だか走馬灯の中の言葉を
聞かされたときに、私は『確かに!!』
と、納得した。
そして、2021年1月に元旦那さんと復縁
となり改めて、元の家族に戻った。
2020年6月から、入院を3回繰り返し
その度に不思議な声や言葉や文字を見る
こと聞くことはよくあったけれど
今回のように夢か走馬灯か、過去の事を
ありとあらゆるものを振り返させられ
おかげで、自分の人生のブロックが見事
に外れた感覚。
物凄く、身体が軽く頭も軽く、気持ちが
軽くなった。
私は、これだけ多くの思いを抱えていた
ということ、この病気も改めて自分の
全てなんだと気づくことができた。