人の死に向き合うということ。 | 子どもの生きる力を育む子育て

子どもの生きる力を育む子育て

3人の子どもを育てながら精神科看護師のお仕事を24年。
散々試行錯誤してきた上2人の子育て経験を活かして、
支援級(知的クラス)に通う息子の子育てに奔走中。

お元気様です♪

MIWAです。


4月末に余命1〜2週間と宣告された私の父。


それでも病院の面会は1週間に1回。

2人までという厳しい面会制限。


家族が交代で会うので、

私は約2週間ぶりに父の面会に行ってきました。


ほぼほぼ眠りに傾いている状態でしたが、

声をかけると目を覚まし

「MIWAだよ!」というと

にっこり嬉しそうにしてくれました。


20年前に母親が事故で急逝した後

結婚や出産などの大きなイベントを迎えた私。


何度も「父ではなく母に生きていて欲しかった。」

と思いました。


トンチンカンなことをしたり

言ったりする父に

「あの世に還ったらおばあちゃんとお母さんに

怒られて来い!」と何度思ったことか。


だから父親が死の淵に立った時

私はどんな気持ちになるんだろうかと

少し怖い気持ちがありました。


「今日の面会でもしかしたら生きているうちに会えるのは最後かもしれない。」


そう思いながら、

病院へ向かいました。


いざ父親の前に立って見ると、

不思議なことに

怒りなどは一切感じることはありませんでした。


むしろ怒りではなく、

父親なりに頑張ってくれたこと。

この世に産まれさせてくれたこと。

命をつないでくれたからこそ

私の子ども達もこの世に産まれてくることが

出来たこと。

父親なり愛を与え続けてくれたこと。

そのほかにもたくさんのことに対して

感謝の気持ちが溢れ出しました。


そして、

「お父さんありがとう。」

「あの世に還ったらおばあちゃんとお母さんに

たくさん褒めてねぎらってもらってきてね。」

と伝えることができました。


父にあとどれくらいの時間が残されているのか

私には分かりませんが、

その時が来たらきちんと感謝の気持ちを持って

見送りたいと思います。


いつも心に太陽を

最後まで読んでくれてありがとう。


MIWA