こんにちは!モンブラン研究家・タレントの野木ことはです。
モンブラン(自由が丘)
「モンブラン」(622円+税)
言わずと知れた、モンブラン発祥の地。
1933年(昭和8年)創業。
「モンブラン」という店名は、初代社長が
ヨーロッパ最高峰の山、モンブランを見て感動し自分のお店の名前にしたそう。
もともとヨーロッパで食べられていたモンブランというデザートを、
持ち帰りができるよう、日本人の口に合うよう考え
できた日本の「モンブラン」。
今も創業当時のレシピ・形を貫いています。
イートインしました。
席数は多く広めのサロンですが、休日のカフェタイムには
待ち時間があることもしばしば。
「栗のまろやかな甘さにしっとりスポンジ、カスタード、生クリームが重なります。
雪山を模したメレンゲがアクセントに。モンブラン発祥の形です」
【サイズ】
高さ6.8cm×横6.5cm +メレンゲ高1.7cm
でかい!
【層構造】
①栗クリーム
…というか「栗あん」。もったりして固め、栗きんとんみたい。
甘めでざらっとしている舌触り。
そしてまさに…昭和の味!
酒の風味はなく、和栗~って感じ。昔ながらのモンブラン。
②生クリーム
昔ながらの生クリームってぼそぼそもったりしているイメージだったけど、ほの甘くて意外と食べやすい。
ふわっとしていてくどくないんです。
③バタークリーム
ちょっと固まってる。
④カスタード
卵の味が強い。もったりして甘みもややあり。
昔ながらのカスタードって感じ。
⑤スポンジ
いたって普通のスポンジ。
卵感はあって、バニラ感はない。
カステラ風と言っているが、カステラというよりは一般的なスポンジ生地のような味と食感。
①~⑤で食べてみる…
うーん確かにあう!!
このパッサパサのスポンジと卵のカスタード、懐かし栗あんとソフトな生クリームで
まさに昭和にタイムスリップしたかのような味!
⑥栗
ホクッと甘くて美味しい!!
甘露煮というほど甘すぎず、しっかり栗の味も感じられる。
⑦メレンゲ
甘ぁっ!!重曹の味が強い。
粉糖がまぶしてあり、外はサクッ、中はもちっと。
しっとりしていてマカロンのよう。
【総評】
今流行りのモンブランとは一線を画し、昔ながらの味を守りつつモンブラン発祥の地としての誇りも失わない、現代の「モンブラン」というケーキの一つの形なのでしょう。
しかし下の写真を見ていただくとわかりますが、人気商品のため一度に大量に作って置いてあるようす。
そのためか、①栗クリームの表面がかたまってしまていました。ちょっと残念。
また、これら他のケーキの値段を見るとモンブランだけがちょっとお高めな値段設定。
「昭和の雰囲気が残るサロンで、日本で初のモンブランを食べる」という体験への
対価も含まれていると考えればよいでしょう。
土台がスポンジで重くないので、大きめですが1個いけちゃいます!
きれ~いに断面を切るとこんな感じらしいです。
「モンブラン」
住所:東京都目黒区自由が丘1-29-3
TEL:03-3723-1181
営業時間:10:00~19:00