11/26 わたらせ渓谷鐵道「石井あつこさんのガイドで廃線跡を歩こうツアー」
11/28 まいたび「道を愛してやまない石井あつこさんと普段は歩けないわたらせ渓谷鐵道廃線ウォークツアー」
昨年はコロナ禍でなかなかできなかったのですが、今年は緊急事態宣言もあけ、感染者も少ないタイミングで2回のツアーを催行することができました。
ご参加の皆様、宣伝してくださった皆様、検討してくださった皆様、本当にありがとうございました。
思い出に、下見時と11/26と11/28の写真を取り混ぜて載せます。
足尾銅山や足尾鉄道の説明は、当日よーーーくしゃべったのでブログでは割愛。
11/28のツアーは東京駅集合のバスツアーでした。
良い天気で嬉しい。
11/26は桐生駅から、
11/28は大間々駅からわっしー号1号に乗車。
晩秋のわたらせ渓谷を景色を見ながら間藤駅へ。
この白い石は白御影石だそうな。この冬、夜はライトアップもされるそう。
間藤駅。12/5からイルミネーションをはじめるということで、11/26はわたらせ渓谷鐡道社長&社員総出で設営をされてました。
社長からご挨拶いただき、廃線跡歩きスタート!
と、いいながらも、間藤駅から松木踏切跡までは「崩落の危険性あり」で立ち入りがこの廃線歩きツアーでも禁止。残念ですが国道沿いを歩きます。
古河キャステックは以前足尾銅山工作部があって、土木・機械の担当部門で削岩機も造ってたんだーと、足尾町商業案内便覧圖(大正5年発行)をみながら話しながら進んでいきます。
踏切跡から廃線跡へ。
正面にみえるのは平成17年に廃校となった本山小学校。11/26にご参加のお客様の中になんとこの小学校に通っていたという方がいらして、往時のお話もしていただきました。ちなみに、踏切跡近くには足尾町唯一の信号があったそうです。必要だったというよりは、社会勉強のために設置されていたそうな。
向間藤トンネル。
このツアーは廃線2キロを1時間ちょいかけて歩くスケジュールだったので、撮影などもゆっくりしていただけたと思います。
現在はツアー以外ではぜっっっったい入れないので、見逃しないように。
しかし、黙っているのはもったいないので、廃線上では足尾銅山開山から閉山まで、古河市兵衛はもちろん足字銭やら古河橋やらジーメンス社やら鉱毒関係やら馬車軌道やら索道やら足尾鉄道やら様々お話しました。イヤホンでの案内だったので、ラジオを聞き流すように聞いてもらえたかな、と思います。うるさかったらごめんなさいね。
退避坑。あんなに話したのに、これの紹介忘れました。すみません。
30.3パーミルの勾配標
これは、このさきに信号あるからみてね、という指示標。正式名称をついぞツアーのときに思い出せませんでした。いまも思い出せてません・・・。
いや、忘れてないはず。だって銭婆が「一度あったことは忘れないものさ…思い出せないだけで。」by千と千尋の神隠しって言ってたし。
で、これがその信号機。腕木式信号機ね。
水平が赤。45℃下方向に傾くと青。なのでいまは青寄り。
先に見えるのは向赤倉トンネル
右に古河橋。これは下見の時の写真なので、よく見えませんが11/26.28のときは古河橋よく見えました。
ラスト。出川橋梁と足尾本山駅、こちらは古河機械金属の管理地なので、残念ながら立ち入れません。
よーく目に焼き付けて、接続している道路へ。この道路も普段は入れない。
この「入れない」はほんとーに入れません。入るとすぐに・・・・・・ですよ。
せっかくなので出川橋梁もいろいろ堪能。
電話番号55もお客様が興味深く見てました。
古河橋。貴重なドイツ・ハーコート社製のボウストリングトラス橋も見学。
このあたりで直利音頭をイヤホンで聞いてもらいました。この先の広場でお祭りのときに踊っていたもので150もの歌詞があるそうです。一度、生で聞いてみたい。
11/26はこの後間藤駅まで街中を堪能し、足尾銅山観光へ。昔何度も乗った観光トロッコが延伸されている上にラックレールありで、お客さんと一緒にものすごく興奮しました。
11/28はこのあとかじか荘で昼食をとり、小滝地区へ。最盛期は1万もの住民がいた小滝はいまはほぼ無住。その栄枯盛衰を社宅跡や共同浴場跡、精錬所跡の石積みから感じていただき、ちょっとアドベンチャーで索道跡の見学もしてみました。
11/28のツアーでは記念写真をぱちり
写ってもいいよーという方を募ったのと、急に撮影したのでご案内が届かなかったお客様がいたかもしれません。撮影したの知らなかったよ!というお客様いらっしゃったらごめんなさい。
至らないところも多々あったかと思いますが、
11/26.11/28、どちらも最後までお付き合いいただきありがとうございました!
景色や歴史や冒険を楽しんでいただけたなら、楽しい1日だったと思っていただけたなら、それが私にとっては何よりうれしいことです。
また、廃道や廃線で、お会いしましょう。
おまけ
帰路のわっしー号の車窓から。
私の指先、写真の左端の断崖にコの字型に見えるもの。
これが笠松の片マンプと呼ばれる。馬車鉄道の軌道跡です。
わたしはお客様に「見て!見て!」とめっちゃ熱く紹介してて写真を撮っていなかったのですが、
添乗していたまいたびのK女史が、逃さず撮影してくださってました。素晴らしい!
ここも立ち入り禁止なので、いつかここのツアーもしたいな。
さらにおまけ
わたらせ渓谷鐡道さまから廃線ツアーのお客様へ、鉄印帳がお土産で配布されました。
わてつ社長直筆の廃線版鉄印が描かれています。この鉄印、廃線ツアー限定とのこと。
ノーマル版は大間々駅で描いてもらえるようです。とSNSに書いたら、わてつさまから「季節ごともあるよー」と。そ、れ、は、収集癖を刺激されますね。
三セク40社、大変そうだけど、ちょっと集めてみたい。
終わり