突然の誘い。。 | 始まらないstory

突然の誘い。。

3回目のデートも終わって、なんだか彼にまた金曜日しか会えない日々が続いた。。

彼にもっと、素直に会いたい。。。

今までのデートでなんとなく本性が出せていないkoto がいた。

恥ずかしくって照れちゃって。。。これじゃー中学生だよね?

もっと、友人から。。とかなら素直になれるのかもしれないけど、明らかにkotoが意識してからの行動なんで彼は普通に接することが出来ても、kotoにはできなかったりする。

それが、なんとも悲しい時もあるけれど、こればっかりはkotoは仕方がないと思う。

携帯片手にいつもにらめっこ。。。

何か話題があれば彼にすぐメールが出来るのに。。。
最近ではきっかけがないと彼にメールを送ることができなくなっている自分がいた。
きっと、彼に会う度に彼の反応が恐くなっているのかもしれない。。。
だから、必死に話題を探してしまうkotoがいた。

そんな時に、きっかけがあり彼にメールを打つことが出来た。
そして、彼から返信が来た時に

「頼み事があるんだけど。。。」

という内容のメールが最後に記載されていた。

「なにない??なんでもいってよぉ~」

ちょっとうれしくなりながら、彼にそんな返事を送った。
すると。。。

「俺の友達に飲み会を開いてほしいんだけど。。。」

とメールが来た。
飲み会?
なぜkotoに?
ちょっと疑問に思った。

ご存じの通りkotoは既婚者です。
彼は既婚者のkotoになぜ飲み会のセッティングを頼むのかが分からなかった。。。
既婚者のkotoがセッティングなんて出来るわけがないじゃない。。
しかも、飲み会自体が参加できるのかも怪しい。。。

彼に理由を聞くと

「友達に頼まれてたから。。。」

と、言っていた。
彼も頼まれてkotoに仕方がなく頼んだのかな?
ちょっと思った。
彼の顔を立ててあげないといけないのかなー?
何よりも、kotoのせいで彼が立場が悪くなるのがかわいそうだと思った。

彼は多くを語らなかった。
だから、その分分析が大変だった。。。
でも、確実に思ったのが、彼が『お願い』と必死に頼んでいたのが気になった。
そんなに、なんでー?
飲み会となると、kotoのほかに女の子を誘わないといけない。。
それも気になった。。

それとも既婚者と飲み会がしたいのか?
それは彼に確認してみた所

「彼氏がいなくて、未婚ならいいと思う」

とメールが来た。
困るんだけど。。。
なおさらなんでkotoに言うの?

でも、彼がkotoに頼み事をしてくれたのはうれしかった。
惚れた男には弱いですもんね。。。
なんとかして、彼の役に立ちたいと思った。

でも、何かと私事で忙しいkoto
実は引っ越しが決まっていたのです。
今住んでいるマンションから数キロ離れたところに新居をもうけたのです。
その引っ越しが来月に迫っていた。

「日にちとかは全部合わせるから。。。」

と彼。でも、飲み会となると土日。。。
彼の仕事のこととかを考えると土日がいいだろうな。。と思った。

あとは、相手の女の子。。。
これも、難しい。。。

というよりも。。
彼になんでkotoが女の子を紹介しないといけないのかな。。。
それが一番辛かった。。
kotoだけの彼でいてほしい。。
未婚の女の子にはkotoはどうやったって勝てない。。
それを、何故自ら未婚の女の子を彼に紹介しないといけないの?

彼はkotoの彼氏ではないのでkotoが言うことではないのは分かっている。
彼の恋愛は自由だ。
彼だって彼女が欲しいのはkotoだって知っている。

けど。。。。
それを素直に受け入れられないkotoがいた。
好きな人にはやっぱし振り向いてほしい。
これは素直な気持ち。
けど、kotoにも家庭があるから素直な気持ちを彼にぶつけることができない。
まだ、勇気が持てない。

複雑な心境のkotoがいた。

彼にはこうメールで送った。

「考えてみるけど、女の子の確保が出来るか分からないからもうちょっと待ってくれる?」

これがkotoに出来る精一杯の答えだった。
もうちょっと答えを先延ばしにしようと答えから逃げました。。。

どうしたらいいんだろう。。。。