本に出てきた、気になったお話たち。
熊野の本地
室町時代に製作された社寺縁起のひとつ
修験者や熊野比丘尼(熊野に属した女性宗教者)によって
各地に伝搬されたらしい
聖人の秘儀によって蘇生した后と三人で熊野の地に移る。
他にもいくつかのパターンがあるらしいこのお話
藤原秀衡の子が狼に育てられた話
熊野本地の類話として紹介されていました。
紀州藩主南竜公の命で元禄年間(1688~1703)に
児玉荘左衛門によって著された『紀南郷導記』の中の「滝尻」
<おおまかなあらすじ>
藤原秀衡が身重の妻と熊野参詣に向かう途中に
妻が出産してしまう。赤子を熊野には連れて行けないので
岩窟に赤子を置いて参詣を済ませて戻ってきたら
狐狼に守護されて元気に育っていた。
こちらもいくつかのパターンがあるらしい。
↑で出てくる赤子は三男和泉三郎忠衡だけど、
赤子が秀衡で熊野参詣をしたのは父・基衡という説も。
鍛冶屋の婆
これも初めて知ったお話ですが
まんが日本昔ばなしにも登場する有名なお話なんですね。
<おおまかなあらすじ>
侍が産気づいた妊婦に出会う。
杉の木にやぐらを組んで出産に臨むところへ
狼たちが梯子となって乗りあがってくる。
やってくる狼を侍が一匹ずつ倒していたら
狼の一匹が「鍛冶ヶ嬶を呼んでこい」と叫んだ。
そうしてやってきた狼をまた倒して、夜が明けた。
あくる日、鍛冶屋へ行ってみると婆が怪我をしており
狼である正体を現して襲い掛かってきた。
婆は倒したが、その子孫は代々狼の毛並みを持って生まれてくる。
こちらも同様にパターンの多いお話。
狼が群れで、梯子・肩車で襲ってくるお話自体も
「千疋狼」というお話で有名らしい?
鍛冶屋の婆のお話は鉄とのつながりを想わせるけど
「千疋」となると布とのつながり?
千疋…布を数える単位一疋=二反。千疋=二千反の布。
オオカミも鉄に繋がる??
ずっと気になってたオオカミと
最近追いかけ始めた古代の鉄
古代の鉄といえば、山だから
山にいた狼もそりゃ繋がるか…繋がるか?
あと、この本では
「狼は塩が好き」とも紹介されていました。
他の獣で塩と関連するものは少ないのだそう。
塩となるとやっぱり塩竃神社、塩椎神様を思い出すけど
なるほどここでまた東北…。
塩と鉄も繋がったりして?
塩=海=水=鉄?
水の美しい真名井神社奥の宮にも
塩椎神の磐座がありました、確か。
スピ的ロマンで追いかけてた
瀬織津姫も水で鉄に繋がるし、
ベタに気になってた義経と近い秀衡も登場したし
鉄を追いかけたら、いろんな点が繋がり出すのかな。

