ビー・デビル
2011年3月26日公開
ごく少数の住人だけが暮らす絶海の孤島を舞台に、長い間虐げられてきた女性の復讐劇を通して、人間の残酷さと醜さを描き出すバイオレンス映画。
あらすじソウルの銀行に勤める独身女性ヘウォン は、トラブルとストレスだらけの都会生活から逃れるように、子供の頃に暮らした思い出の島を訪れる。そこは、たった9人の住民が暮らす絶海の孤島。彼女を出迎えたのは、生まれてから一度も島から離れたことがない幼馴染みのキム・ボンナム だった。人なつっこい笑顔でヘウォンの帰郷を喜ぶボンナムだったが、明るい表情の陰には、地獄のような苦しみに耐えてきた日々があった。昼は村の老人たちに奴隷のようにこき使われ、夜は男たちの慰み者。さらに、夫からの暴力も日常茶飯事。人としての価値も尊厳も踏みにじられながら、たったひとつの希望を胸に、地を這うように生きてきたのだった。神にすがるような思いで、自分をソウルに連れて行ってくれるよう、ヘウォンに懇願するボンナム。だが、面倒事から逃れようと島を訪れたヘウォンにとって、それはボンナムのわがままであり、彼女にとってはただ煩わしいだけだった。そんなある日、ついに取り返しのつかない悲劇がボンナムを襲う。その瞬間、この美しい島を地獄絵図に変える惨劇の幕が開いた……。
監督・脚本:チャン・チョルス
製作総指揮:キム・ハリー・H・W、ハン・マンテグ、ジョン・ヒョン
製作:パク・キュヨン
共同製作:チャン・ソクビン
撮影:キム・ギテ
【キャスト】
ソ・ヨンヒ、チ・ソンウォン、パク・チョンハク、ファン・ミノ