童貞放浪記 | シネマ係長の秘密基地

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童貞放浪記 

2009年8月8日公開

評論家・比較文学者である小谷野敦の自伝的小説を「AKIBA」の小沼雄一が映画化。大学講師を務める三十路男の童貞へのコンプレックスと、後輩への恋心を描いたドラマ。 

あらすじ晴れ

東京大学大学院を卒業後、某大学の専任講師として勤め始めた金井淳 は、どちらかといえば前にでることよりも後ろにいることを好む性格だが、なぜかいじめの標的にあったり、因縁をつけられてしまうことの多い人生であった。そんな彼は30歳にして童貞ということに、秘かにコンプレックスを抱いている。今日も先輩講師の山口 に八つ当たりのような恫喝に遭い、気分転換に風俗に行ってみるが、なぜかまるで処女のように血が出てしまい、ヘルス嬢にも気持ち悪がられる始末。ある日、淳は出張先で大学院の後輩、北島萌 に再会する。数日後、またしても山口の恫喝に遭った淳は、特に用もなく掛けた電話で萌と朝方まで話が弾み、ようやく惨めな気分から解放されるのだった。その後も淳と萌は頻繁に連絡を取り合うようになるが、自分の中に湧き上がる初めての感覚に淳は戸惑いを覚える。だが、萌には海外留学の出発日が迫っていた。淳は童貞を卒業することを決意、思い切って萌に告白する。はにかみながら淳の家にやってきた萌と初めて一晩を共にする淳。しかし、その日は結局コトに至ることができなかった。萌の留学直前、萌のアパートを訪ねた淳は、彼女に自分が童貞であることを打ち明ける……。


監督:小沼雄一

脚本:石垣直哉、足立紳

脚色:前田司郎(五反田団)

原作:小谷野敦(「童貞放浪記」(幻冬舎文庫))

製作:清宮武雄、徳永裕明

プロデューサー:石垣直哉

撮影:小松原茂

【キャスト】

山本浩司、神楽坂恵、堀部圭亮、古舘寛治、内田慈、松井周、志賀廣太郎、綾田俊樹、木野花、セイン・カミュ、奥田崇、吉行由実、速水今日子、冴島奈緒、黄金咲ちひろ、AYA、結城リナ、笠兼三、岡村洋一、地獄谷三番地、けーすけ、藤原美穂