俺たちに明日はないッス | シネマ係長の秘密基地

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俺たちに明日はないッス 

2008年11月22日公開

もやもやとした17歳の童貞たちの情けない恋模様を描いた青春ストーリー。「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督が、さそうあきらの同名漫画を映画化。 

あらすじ晴れ

高校3年生の童貞3人組・比留間 、峯 、安藤 は、虚しい気持ちを抱え無為な毎日を過ごしていた。友野とヤリたいと思っている比留間は、ある日、友野と担任教師の吉田 がラブホテルから出てきたり、保健室でいちゃついていたりするところを見てしまう。苛立ちを爆発させた比留間は、吉田を殴る。授業をさぼっていた峯は、同級生のちづ が生理による貧血で倒れているところを助ける。ちづは金魚屋を営む父 と二人暮らしで、生理のことも何も知らないし、セックスに関する知識は間違いだらけだった。セックスが見たいと峯にせがむちづと、ポルノ映画を見に行く峯。峯は結局、セックスしてみようと明るく言うちづに押し切られる形でヤッてしまう。経験のない同士のセックスは頼りなくてぎこちなかったものの、二人とも初々しいくらいにお互いを抱きしめていた。安藤は、子守りのバイト先である酒屋で偶然出会った巨乳の秋恵 に告白される。自分が巨乳であることに小さい頃からコンプレックスを持っていた秋恵。安藤は秋恵のためにダイエットしようとするが、秋恵は、安心するからとそのままでいることを望む。ラブラブな二人だが、秋恵は比留間たちと同じように太っている安藤の胸を揉む。おかげで安藤の胸は赤く腫れ上がってしまう。比留間は友野に相手にされないでいたが、吉田との関係を引き合いに出し誘う。そして吉田との関係が親にもばれて自暴自棄になった友野は、比留間の脅しを受け入れる。海辺のホテルに行こうとするもお金がなく入れず、友野はピクニックにでも来たみたいに波打ち際で無邪気にはしゃぎ、比留間は萎えたままだった。今日絶対にやるんだと自らを鼓舞する比留間は……。


監督:山崎裕、タナダユキ

脚本:向井康介

原作:さそうあきら(「俺たちに明日はないッス」(小学館刊))

企画:越川道夫

製作:山下暉人、伊藤明博、大枝浩之、冨澤克博

プロデューサー:越川道夫、米山加奈子、木村淳

制作遊撃:サマリノ・ギヤーミン

主題曲/主題歌:銀杏BOYZ

【キャスト】

柄本時生、遠藤雄弥、草野イニ、安藤サクラ、水崎綾女、三輪子、熊井幸平、歌川椎子、府金重哉、制野峻右、長部努、小林優斗、千坂亜以子、矢部桃子、大森まや、さそうあきら、滝口明雄、山本文子、池上空夢、ダンカン、田口トモロヲ