あなたに恋のリフレイン | シネマ係長の秘密基地

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あなたに恋のリフレイン

1991年11月9日公開
奇妙な巡り合わせで何度も結婚と離婚を繰り返すカップルを描いたロマンチック・コメディ。
あらすじ晴れ
1956年、サンフランシスコのクラブでコメディアンのフィル は作曲家のサミー と歌手のトニー 、野球の監督ジョージ ら親友グループと共にビッキー・アンダーソン が歌うのを見つめていた。彼女は、グループで一人だけ欠けている男と3度も離婚した女性だった。フィルの回想は1948年のロサンゼルスから始まった。アメリカ最大の歯磨き粉製造会社の御曹司であるチャーリー・パール はハリウッドきっての大物プロデューサー、ルー・ホーナー の娘アデル との結婚を六日後に控えて幸せそのものだった。燃え立つ思いこそなかったが、プレイボーイの彼は結婚とはそういうものと割り切っていた。フィルら4人組と独身最後の大騒ぎをしようとラスベガスへ行ったチャーリーが、そこのカジノのステージで出会ったのが歌姫ビッキーだった。一目ぼれした彼はすぐさま彼女に近づき、夜の彼女の自宅での密会を約束させた。密会というのは、ビッキーは実は有名なギャングスター、バグジー・シーガル の愛人だったからだ。とはいっても、バグジーの方ではそれを承知の上。密会はすぐさまバレ、セックスの現場をギャングたちに押さえられてしまった。バグジーは二人に対し、ある罰を科す。それは二人の結婚だった。しかし、逆に反発し合い、翌朝離婚した。3カ月後、結婚無効が認められるころ、チャーリーはホーナーから1週間後にアデルと結婚しないと五十万ドル払うよう命じられる。今度こそアデルと結婚する気のチャーリーはロスでのトニーの新曲発表会の会場でビッキーと再会、再び結婚してしまうのだった。結婚はしたが、金は取られ、父は死に、チャーリーは会社再建のため多忙となり、ビッキーと疎遠になり、彼女も歌手への夢を断ち切れず、離婚する。しかし、会社再建も終え、再び仲間たちとラスベガスへ行ったチャーリーは、バグジーの手下のもとにいたビッキーと再会。すったもんだの末、またまた結婚してしまうのだった。しかし、今度はビッキーのため全資産を投げうち映画会社を旗揚げしたのだが失敗し、逆にビッキーの方はスターになったので、その落差を埋めることができず離婚した……。そして、今夜。フィルたちの前で歌うビッキーの前によれよれになったチャーリーが現れた。毎晩通いつめていると仲間に語る彼は、今夜またビッキーに結婚を申し込むつもりだと語った。彼はコンピュータ関係の株に投資しているらしい。フィルは思う。今の彼女の歌には心がある、と。もちろん、ビッキーはチャーリーの申し出を受けた。そして、投資も成功し、今度こそ二人はいつまでも幸せに暮らしたのである。

監督: ジェリー・リース
製作: デビット・ペルミュー
脚本: ニール・サイモン
撮影: ドナルド・E・ソーリン
<キャスト>
ヴィッキー: キム・ベイシンガー

チャーリー: アレック・ボールドウィン
フィル…ポール・レイザー
サミー…フィッシャー・スティーヴンス
トニー…ピーター・ドブソン
ジョージ…スティーヴ・ヘイナー
ルー・ホーナー…ロバート・ロッジア
アデル…エリザベス・シュー
バグジー・シーガル…アーマンド・アサンテ