人間失格 | シネマ係長の秘密基地

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人間失格

2010年2月20日(土)公開
太宰治による同題小説を映画化。幼少期から過剰な自意識を持っていた青年が、酒や女に溺れて破滅に向かうまでの心の彷徨を描く。
あらすじドア
津軽では有名な資産家で貴族院議員の息子・大庭葉蔵は、作り笑いを練習し、体育の授業でわざと失敗して笑いを取るような少年だった。しかし、クラスメイトの竹一に、その計算を見抜かれる。竹一に取り入った葉蔵は彼から、将来女にもて、偉い絵描きになると予言される。高等学校に行くため上京した葉蔵 は、画塾で6歳年上の堀木 と出会う。遊び人の堀木は葉蔵を、律子 が営むバー青い花に連れていく。泥酔した詩人の中原中也 に絡まれ閉口していた葉蔵だったが、次第に彼も酒に溺れていく。葉蔵は竹一の予言通り、飲み屋の芸者たち、下宿先の娘・礼子 、カフェの女給・常子 など、女に不自由することはなかった。そして常子に自分と同じ寂しさを感じた葉蔵は、一緒に鎌倉の海で心中を図る。しかし、死んだのは常子だけだった。事件の後、さらに寂しさを募らせていた葉蔵は、偶然出会った中原と一緒に鎌倉に向かう。葉蔵は、子持ちの記者・静子 と出会い、彼女のアパートで暮らすようになる。しかし葉蔵はそのアパートを出て、青い花の2階で寝泊まりするようになる。そして向かいのタバコ屋の娘・良子に惹かれ、結婚する。良子との生活は穏やかで、葉蔵は次第に人間らしさを取り戻す。しかし、久しぶりに堀木と再会した日、葉蔵は思いがけない光景を目にする。

原作:太宰治「人間失格」
企画・製作総指揮:角川歴彦
監督:荒戸源次郎
製作:井上泰一、尾越浩文、井上伸一郎、毛塚善文、藤島ジュリーK.、大橋善光
プロデューサー:井上文雄、二木大介
協力プロデューサー:中嶋竹彦、竹村寧人
ラインプロデューサー:金森保
脚本:浦沢義雄、鈴木棟也
撮影:浜田毅
美術:今村力
【キャスト】
生田斗真、伊勢谷友介、寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀、森田剛、石橋蓮司、室井滋、大楠道代、三田佳子