新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 | シネマ係長の秘密基地

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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生

1997年3月15日(土)公開

21世紀の第3新東京市を舞台に、人類と謎の生命体“使徒”との壮絶な戦いと、使徒を倒すべく造られた人類最後の兵器エヴァンゲリオンを操る少年少女の苦悩を描いた長編アニメーション。

あらすじメラメラ
「DEATH」地球の人口の半数が失われた大災害セカンド・インパクトから15年、人類は使徒の襲来を受け、再び危機に瀕していた。使徒を迎撃できるのは、使徒と同じ力を持つ汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンだけである。人類補完計画の責任者で特務機関ネルフの最高司令官・碇ゲンドウは、エヴァの操縦者=サード・チルドレンに実子・シンジを選んだ。内向的な性格のシンジはエヴァ初号機に乗ることを躊躇するが、傷だらけの少女・綾波レイがエヴァに乗せられようとしているのに耐えかねて、それを承諾する。シンジは襲い来る使徒を次々に倒していった。そんな彼を精神面で支えているのは、ネルフの作戦部長・葛城ミサトである。彼女は父を殺した使徒への復讐のためにネルフに参加していた。シンジ以外のチルドレンもまた、それぞれに複雑な人生を背負ってエヴァに乗り込んでいる。ファースト・チルドレンの綾波は、エヴァに搭乗するために造られただけの“存在”であることに悩み、セカンド・チルドレンの惣流・アスカ・ラングレーは、エヴァに乗るというプライドだけを生きる支えにしていた。だが、ある戦いでシンジに助けられたことで彼女のプライドは傷つき、さらに別の使徒による精神汚染を受けてアスカの人格は崩壊する。そんな頃、シンジの前にフィフス・チルドレンの渚カヲルが現れた。シンジはカヲルに初めて心を許すが、実は彼こそが最後の使徒だった。地下に収容される第1使徒・アダムと接触してサード・インパクトを引き起こすべく、カヲルはネルフ内部の破壊を始める。しかし、地下に降り立ったカヲルは、それがアダムではなくリリスであることを知ると、自らシンジに殺されることを選択した。エヴァに乗ったシンジは長い葛藤の末、ためらいながらカオルを握りつぶす。 「REBIRTH」初めて心を許した相手・カヲルを自らの手で殺してしまったシンジは、深く心を閉ざしてアスカに救いを求めた。だが、自我喪失状態の彼女は何も応えてはくれない。そんな折、これまで使徒との戦いを陰で演出していた謎の組織・ゼーレがネルフ本部への攻撃を開始した。人類補完計画の真の目的である、ヒトを完全な単体として人工進化させるプランを実行に移すため、ネルフのスーパーコンピュータ“MAGI”を接収しようというのが彼らの狙いである。復帰した赤木リツコの働きで接収の危機からは逃れたが、ゼーレはさらに2体のエヴァを奪おうと特殊部隊を突入させた。激しい銃撃戦の中、ミサトはアスカをエヴァ弐号機に乗せる。すると、アスカは死への抵抗心から覚醒し、弐号機を操縦し始めた。さらにミサトはシンジを探し出し、彼を無理矢理ひきずって初号機のある地下へ向かう。その頃、抵抗を続けるアスカの頭上には、ゼーレによって放たれた9体のエヴァシリーズが飛行していた。

製作: 角川歴彦/池口頌夫/山賀博之/倉益琢眞 
監督・原作・脚本・作画監督: 庵野秀明 
監督: 摩砂雪 
監督・作画監督: 鶴巻和哉 
作画監督: 本田雄/黄瀬和哉/鈴木俊二/平松禎史 
キャラクターデザイン: 貞本義行 
音楽: 鷺巣詩郎
【声優】
碇シンジ:緒方恵美
葛城ミサト:三石琴乃
綾波レイ:林原めぐみ
惣流・アスカ・ラングレー:宮村優子
赤木リツコ:山口由里子
碇ゲンドウ:立木文彦
冬月コウゾウ:清川元夢
加持リョウジ:山寺宏一
青葉シゲル:子安武人
日向マコト:結城比呂
伊吹マヤ:長沢美樹
鈴原トウジ:関智一
相田ケンスケ:岩永哲哉
洞木ヒカリ:岩男潤子
渚カヲル:石田彰
キール・ローレンツ:麦人

95年から96年にかけてテレビ放映されて話題を呼んだ連続アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版で、全弐拾六話のうちの第壱話から弐拾四話までの総集編に新作カットを加えて再編集した「DEATH」篇と、第弐拾五話・最終話を新たにリメイクした「REBIRTH」篇の2部からなる。ただし、製作作業の遅れから「REBIRTH」篇は27分間だけの未完成の形で上映された。